玉森くんの隠し子

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北｢玉…っ…｣



玉｢ミツ、久しぶり〜｣



北｢…バカ野郎っ｣








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どうやら俺が1週間寝てたのは本当ようで

宮田が皆に俺が起きたと連絡したらみんな急いで来た。





ドアを開けた瞬間

皆からのあつーい抱擁があるのかと思いきや





二階堂は俺を睨んでくるし

ミツなんて俺にデコピンをしてくる始末だ。






とても心配してたようには見えない…









玉｢ミツ。ふふ、泣いてる？｣



北｢泣いてねぇよ…っ…｣



玉｢泣いてんじゃーん、ほらここ涙涙！｣



北｢…ごめんな、残っちまった｣



玉｢え？｣



北｢手首の傷、深くて…縫ったから、
薄くなることはあっても消えることはないって…

でも、皮膚移植とかしたら
消せることは消せるらしいし…っ…

ごめん…｣



玉｢なーんでミツが謝るの？

俺が切ったんだから、俺のせいだよ。｣








嘘、冗談。

本当は分かってるよ。

みんな心配してくれてること。









二｢ねぇ、殴っていい？｣



千｢ニカ…！｣



渉｢やめろ、二階堂｣



二｢お前らはむかつかねぇのかよ。

後先考えずに自分勝手なことしてるこいつ見てさぁ！｣



玉｢…ん、仕方ないね、いいよ殴って｣



宮｢二階堂、俺が殴っていい？｣



二｢え？｣









…宮田が？？








宮｢玉、殴るね｣









ぺちん








玉｢…宮田｣



宮｢お願い、もうこんなことしないで…っ…｣



藤｢……玉、俺からもお願い。

こういうことは、もうしないで欲しい。｣



千｢俺も、やだよ…っ｣









俺、なんでこんなにみんなを心配させてんだろ。



メンバーが苦しむ顔見たくなくて

今まで仕事とか頑張って来たのに

今、みんな俺のせいで泣いてる。









宮｢うぅ…ひっく……うぅぅ…｣



玉｢宮田、痛いんだけど｣



宮｢っ…ご、ごめんっ…｣








ぺちんって…殴ってないじゃん。

全く痛くなかったよ？





ほんと宮田の優しさは容赦がない。






……ごめんね、みんな。








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