奪いました。 ページ13
*
すると、黒子が私のところにやってきた。
何をするのかと思い、怯えた振りをして赤司君のTシャツの裾を掴む。
「すいませんでした。」
黒子が頭を下げた。
「ぁ…えっと」
本当、つくづくいい子の振りをするのは疲れるな。
なんて思いながらも演技をする。
きっと、今の私の心情を分かっているのはきっと赤司君くらいだろう。
もう、黒子が言うことも大体分かったし
早く終わらないだろうか。
「僕、愛坂さんの事が好きだったんです。だから、信じたくなかったんですが……」
哀しそうに目を伏せる。
伏せた間から見える、とても透き通った瞳
愛坂と、
徹と同じ瞳
きらきらしてて、芯があって
凄く輝いている瞳
ってか、私はまだ徹のこと考えてるのかよ。
どんだけ
どんだけ好きなんだよ。
知らない。
この気持ちを振り払うようにして黒子に話しかける。
「あの、言わなくても分かってるので……大丈夫です。それと、信じてくれて有難う」
ほら
「仲直り」
儚く、笑って小指を差し出す。
黒子も自分の小指を差し出し、指を絡める。
「はい、仲直り、ですね」
ふわっ、
そんな感じで笑う彼の目を、どうしようもなく彼と重ねてしまうのは、
きっと
―――――――――――
うほぉ。
気づかないうちに、評価、十五票。
お気に入り二百一人になっておる。凄い驚きと、嬉しさが相まってはしゃいだ結果家具の角で小指とすねを打ちました。痛い。
いやぁ、茶番はさておき
本当に、有難う御座います。
たかが一票、されど一票
たかが一人、されど一人
これからも、応援してくれる読者様一人一人を大切にして、感謝の気持ちを忘れずに活動していきたいと思います。
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果汁ジノ%(プロフ) - はい!お気に入り登録してるので通知来たらマッハレベルで飛んでいきます! (2017年11月3日 21時) (レス) id: d083393dd1 (このIDを非表示/違反報告)
哀井(プロフ) - 果汁ジノ%さん» コメントありがとうございます! 更新して無さすぎて、自動的に 完結になっていますがまだ完結していないんですよね… 忙しくて更新が出来ない状況なので遅くなるとは思いますが ただ今執筆中なので、最後まで見て頂けると嬉しいです!!(*˙˘˙*) (2017年11月3日 21時) (レス) id: e5c79f34f5 (このIDを非表示/違反報告)
果汁ジノ%(プロフ) - 完結おめでとうございます!及川さんはこの後どうなったのですかね………(笑) (2017年11月3日 7時) (レス) id: d083393dd1 (このIDを非表示/違反報告)
哀井(プロフ) - 花*Knownさん» 綺麗な文章・・・有難いお言葉嬉しいです!読者様の応援が糧になります。更新については、やはり遅くなると思いますが、ラストスパート全力で書いて行きたいと思います! (2017年3月25日 22時) (レス) id: 9dc989b335 (このIDを非表示/違反報告)
花*Known(プロフ) - 哀井さん» 綺麗な文章に引き込まれました。更新頑張って下さい、応援しています。 (2017年3月21日 23時) (レス) id: 80c755237e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:哀井 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/maaaa/
作成日時:2016年1月17日 1時