私の弟が可愛すぎる件【鬼滅の刃】

【玖】最終選別２ ページ10

「炎の呼吸 参の型 気炎万象！！」





鬼を次々と斬っていくAは、遂に鬼がいる山を切り抜けた。

そのまま歩いて行くと、入口にもあった鳥居のようものと紫色の布に被せられている台が置かれていた。





「あれ…私一人だけ？あんなに居たのに…」



「「おかえりなさいませ。」」



「おめでとうございます。」



「ご無事で何よりです。」



「あ、ありがとうございます…これから私はどうすれば？」



「まずは隊服を支給させていただきます。体の寸法を測りそのあとは階級を刻ませていただきます。」



「階級は１０段階ございます。」





甲(きのえ)
乙(きのと)
丙(ひのえ)
丁(ひのと)
戊(つちのえ)
己(つちのと)
庚(かのえ)
辛(かのと)
壬(みずのえ)
癸(みずのと)





「今現在貴方は一番下の癸でございます。本日刀を作る鋼”玉鋼”を選んでいただきますが、刀が出来上がるまで１０日から１５日かかります。」



「１０日から１５日か…」



「その前に。」





女の子が手をパンパンと叩くと、上から鴉がやって来た。

Aが腕を出すと鴉は大人しく乗った。





可愛い…！！





「今から貴方に鎹鴉をつけさせていただきます。」



「鎹鴉…確かお父さんにも居たな…」



「鎹鴉は主に連絡用のカラスでございます。」



「よろしくねえ。」





女の子が紫色の布を取ると、台の上には玉鋼がいくつも置いてあった。





「ではこちらから玉鋼を選んでくださいませ。鬼を滅殺し己の身を守る刀の鋼はご自身で選ぶのです。」





選べと言われても…どれを選べば…。

まあ何でもいっか。





「じゃあこれにします。」





──





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