【拾】怒った杏寿郎 ページ11
「甘く見るんじゃなかった…」
現在、Aは木の枝を杖の代わりにして満身創痍状態の身体を支えている。
屋敷までまだまだ道がある。
「いや…これも柱への第一歩だ。」
そしてもう一度歩き始めた。
・
「グッ…ただいまッ」
まだ夜中だし、もう皆寝てるかな…。
家の扉を開けた瞬間、全身の力が抜けたかのようにその場に倒れ込んだ。
「うぅ…。」
?「姉上?…姉上ッ!!!」
「っ……杏寿郎?」
煉獄「姉上…(泣)」
瑠火「どうしたのですか…A!」
槇寿郎「…良く戻ってきた」
「お母さん、お父さん…杏寿郎。ただいま…。」
三人はボロボロなAに駆け寄り、Aを優しく抱き締めた。
三人は娘の無事に泣いていて、Aも貰い泣きをした。
槇寿郎「おかえり。」
煉獄「おかえりなさい!!」
瑠火「おかえりなさい、よく頑張りました。」
・
瑠火がAの分の夕飯を作っている間、Aは槇寿郎に最終選別の出来事を話した。
杏寿郎に手当をしてもらいながら。
槇寿郎「そうか、生き残りがAだけか…。」
「うん…ちょっと待って杏寿郎めちゃめちゃ痛い」
煉獄「むっ!!ごめんなさい!!」
杏寿郎に包帯を縛ってもらっている腕がギリギリ言い始め、Aは焦って止めた。
杏寿郎の額には青筋が立っていて、少し身震いするA。
煉獄「姉上を傷つける者は俺が許しません!!」
「口角は上がってるんだけど目が笑ってない」
でも可愛いなあ♡
杏寿郎が私のために怒ってくれてる…尊い。
額に青筋を立て、目をギョッと開けて口角を上げている杏寿郎に、胸を抑えて蹲るA。
そんな二人を見て槇寿郎は汗を垂らす。
槇寿郎「(こいつら、将来大丈夫かな…)」
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まゆゆ(プロフ) - こんにちは!男の人と女の人が誰か気になるwwwメディアも今より発達していない時代に杏寿郎は何処でそんな情報を…はっ、まさか父&母!?((;゚Д゚)よもや… (2021年6月5日 2時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
みゅあ(プロフ) - まゆゆさん» コメントありがとうございます! (2021年4月4日 11時) (レス) id: 58a82f7f15 (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ(プロフ) - あぁー杏寿郎も夢主ちゃんも可愛いぃー!続きを楽しみにしております♪ (2021年3月31日 3時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
みゅあ(プロフ) - 白さん» すみません、教えてくださりありがとうございます…!! (2021年1月3日 1時) (レス) id: bff99374af (このIDを非表示/違反報告)
白 - 弟杏寿朗かわいい!!関節ではなく、間接キスかと! (2020年12月31日 3時) (レス) id: 1de96798f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅあ | 作成日時:2020年11月23日 3時