狐、オメガです【呪術廻戦】

Ωの狐が10匹 ページ11

五「僕任務行くけど、寝れるの？」


『悟俺の事何歳だと思ってるの』


流石にムッとする
普通に、昼寝てたから夜寝れるのか、って意味だと分かってはいるものの
あからさまな子供扱いはいい気分じゃない


『もう抑制剤で落ち着いてきてるし、もともと抑制剤って、Ωがβと同じように過ごせるようにするものだから。明日からは普通に登校もするよ』


五「ちぇっ…もっと寂しがってくれたりしてもいいんじゃないの」


悟は俺に何を求めているんだ
ただの高校生だぞ、先祖返りの妖狐だけど




『…最強サマがちゃんと帰ってくるって分かってるから言ってんの、さっさと行って、さっさと帰って来れば、俺だって安心出来る』



そう言うと悟は驚いたような顔をして俺を見つめる
そんなまじまじと見つめられても…



五「A、今のもう1回言ってくれない？」


悟の手には録音モードになっているケータイ


『早く任務行ってこい、ばか』


______________________

と、悟に大口叩いたものの
寝ようとすればするほど眠れない…

リラックスできていないのだろうか
うーん…リラックス…リラックスできる相手…


『あ、虎杖いるじゃん』



ピュア…ではないけど
あの何もかも浄化しそうな雰囲気は今の俺に必要かもしれない
まだそんなに夜も深くないし起きているだろう

何より、あのゴツゴツした手で撫でられたり背中ポンポンされたら落ち着くだろう
力加減だけは虎杖任せになるけど


『よし、抑制剤飲んだし、男子寮行くか』





俺はこの時完全に考えるのを忘れていた_





虎杖の中には、宿儺がいることを_____



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『めっちゃ不穏なんだけど』

虎「まぁ、何とかなるっしょ」

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