狐が21匹 ページ25
〜東京校ミーティング〜
『ただいま』
虎「おー、おかえり」
変化を解き、ミーティングが終わったことを確認する
『京都校は虎杖を殺すつもりだ、事故死として処理してね。全員で虎杖を襲撃。これが作戦』
少し空気がピリつく
まぁ、予想通りではある
パ「と言うか、Aが相手の作戦聞き出しちゃうのはいいのか?後であっちから色々言われたら面倒じゃない?」
『殺し以外は何をしてもいい。それがルールですから、…何か言われたらこう返してあげればいい「先にルールを破ったのはどっちだ」ってね』
虎杖を殺す
その作戦じゃなければ俺もこっちに情報は与えなかった
だがそちらがルールを破るのなら、こちらがルールを守ってやる必要はない
真「お前も良い性格してるよな」
『俺はただ守りたいだけですよ。それじゃ皆さん頑張ってね』
口元に笑みを浮かべて
俺はまた猫に変化してある場所へ向かった
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ある部屋の前まで来て
扉を3回程カリカリと引っ掻く
『んにゃー』
五「お、来たね」
悟が扉を開ける
そこには歌姫先生がいる
なんでお茶が床にぶちまけられてるんだろ
ちらりと見て、俺は悟の足に擦り寄る
これは断じて好意じゃない、合図だ
五「なるほど、やっぱりか」
歌「…なにそれ」
五「え、猫だけど」
悟は椅子に座り、俺を招く
特に断る理由もないので招かれるままに膝の上へ乗る
おいコラ、肉球ふにふにすんな
歌「そんなことは分かってるわよ!なんでこんな結界の中に猫なんているのよ!」
五「だって、これ僕の生徒だし」
『うにゃーん』
わざとらしく鳴いてみる
悟はそれが気に入ったのか喉を撫でてくる
無意識にゴロゴロと喉がなる
歌「生徒って…、……!…まさかっ、妖狐…」
『ご名答』
悟の膝から下りて変化を解く
悟は「そのまま変化解いて良かったのに」とほざいている、無視だ無視
歌「なんで…」
『人数制限から溢れちゃって暇だったので、…お取り込み中でした?』
五「いーや?全然」
なんて、白々しいことを言う
俺は悟にあっちの作戦を伝えに来たし
悟は俺が来ることなんか分かっていた
『んで、俺はどうしてればいいの?五条せんせ』
五「僕らと一緒に観戦は出来ないし、外で見てても、映像で見ててもどちらでもいいよ」
『ん、わかった』
多少それっぽい会話をして部屋を出る
さて、外で観戦でもするかー
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五「猫もいいね」
『本来は狐だから』
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作者名:有無@気ままに更新 | 作成日時:2021年1月9日 21時