先祖返りの狐様【呪術廻戦】 (ページ19)

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狐が15匹ページ19

退屈だ、そう言われた瞬間
伏黒は吹っ飛ばされる

釘「伏黒！！」

禪「あーあ、伏黒君かわいそっ」

後ろから抱きしめられる釘崎
だが釘崎は禪院の話に興味はないようだ

釘「似てるって思ったけど、全然だわ。真希さんの方が百倍美人」

釘「寝不足か？毛穴開いてんぞ」

『ぶはっ…w』

あまりのキレの良さに吹き出してしまった
目に見えて怒る禪院

禪「口の利き方_教えてあげる」

そう言って禪院は釘崎の腹に銃を突きつけた
殺しはなし、…ってことは実弾が入っている可能性は0

『狐火』

禪院の手の近くまで狐火を飛ばす
警戒したのか禪院は釘崎から離れる

釘「癪だけど助かった、だけどあっち行って」

『丸腰のやつ置いてけって？』

釘「あっちのがマズイ」

『…わかった』

確かに禪院と東堂では負担の差がデカすぎる
倒さなくていい、誰か来るまで粘ればいい

『伏黒！』

頭から血を流している伏黒に触れる
自分の頭から血が吹き出す

攻撃の対象を何とかして俺に向けなければ

そう思うと耳鳴りのようなキィィンッという音が自分の中で響く

それが鳴った瞬間、東堂は俺の顎を掴み
建物を突き破る勢いで上まで投げた

『…っ！！』

東「例に漏れず、退屈」

出血が酷くなる
でも何故攻撃対象がいきなり俺に変わった…？

疑問に思うが痛みと出血で頭が働かない
東堂は追撃を狙うが、それは伏黒の式神で遮られた

東「…どういうことだ、なぜお前になっている。まさか__」

伏「…下手に出りゃ偉そうに、そこまで言うならやってやるよ」

東堂は驚きの表情をしていたが
伏黒は構わずビリビリとした呪力を感じさせる
これ以上長くなるのはマズイ…

狗「動くな」

その一言で東堂の動きが止まる
その瞬間、パンダ先輩の拳が東堂に炸裂する

時間は十分に稼げたようだ

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伏「お前何したんだよ…」

『え、…わ、わかんない。東堂はわかったみたいだけど…』

伏「本人がわかんねぇのかよ…」