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8話 ページ9

ゼンside





コンコン





ミツヒデ「ゼン、白雪が来てくれたぞ」







白雪「お邪魔します」






ゼン「おぉ、白雪。どうした?」









白雪「最近、アリアと会ってないなって思って…」









ゼン「あー、アリアは…」








木々「ゼンと白雪に変な気を使ってる」








白雪「え!?そうなんですか?」








ミツヒデ「あははは…今オビが行ったところだ」









そのうち来るだろ…、






ミツヒデ「その間、思い出話でもするか?」






白雪「いいですね!聞きたいです」







ゼン「そうだなぁ……あれはアリアが4歳の時…」






〜〜〜







『にぃに!アリアもお外に行きたい!!』







5歳までアリアは俺の事をにぃに、兄上の事をにいさまと呼んでいた








ゼン「外?アリアはまだ小さいからダメだ」









『なんで?アリアお城であしょぶのあきたもん!!』









イザナ「おや、うちのお姫様どうかしたのかい?」








『にいさま!あのね、アリアもお外に行きたいの!』







イザナ「そうだなぁ…アリアが10歳になったら出てもいいぞ」







『ぷくっ…』






ゼン「ほら!アリア、お菓子があるぞ?今食べないとミツヒデに食べられちゃうぞ〜」









ミツヒデ「え!?」









『やだ!食べる!!』







〜〜〜





ゼン「…って事がよくあったな〜」








木々「結局、10歳になったら本当に脱走し始めたもんね」







ミツヒデ「ああ、1番初めの時は大変だったな…」








白雪「そうなんですね!」









コンコン








『ゼン兄様!』








ギュ








ゼン「うわっ!?」









『えへへへへ』







ゼン「…よしよし。」









ミツヒデ「オビ、上手くやったんだな」








オビ「どうも〜」









ゼン「ちょうどいい。アリア、ここにいるみんなで城下へ行かないか?」









『ホント!?行きたい!』









ゼン「白雪も大丈夫か?」








白雪「うん!もちろん」








ゼン「よし、なら決定だな」


























『スゥスゥ』






木々「…寝ちゃったね」







ミツヒデ「こんなにゼンに甘えるアリアは久びさだな」







オビ「主、顔緩みっぱなしですよ」









ゼン「…そうか?」









これからも思う存分甘えろよ?俺の可愛い妹アリア

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作者名:みゃくん | 作成日時:2021年3月22日 23時

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