67. ページ17
キュヒョンに聞かされた話のおかげで、私の頭の中と心の中はふつふつと燃え上がっております。
｢､､､はァ〜、｣
キュヒョンとは最後、笑って握手をして
｢行ってらっしゃい｣
KH「うん、行ってくる｣
キュヒョンが旅立つ日にちゃんと言えるか分からないから先に伝えた。
KH「A｣
｢うん､､､｣
やっぱり、寂しいよ。
KH「なんて顔してんの｣
｢だって｣
KH「会いに来てくれる？｣
｢行く！絶対行くっ！｣
KH「それ楽しみに俺頑張るから｣
｢う、うんうんっ｣
もう泣いちゃいそうな私の頭を優しく撫でてくれて、
KH「俺もちょっと違う場所で頑張る間、Aも自分の場所で頑張ってて｣
｢う、んっ｣
KH「帰ってきた時にまた好きだったら覚悟してろよ！｣
｢ばかっ、もうっ｣
そして、キュヒョンと別れた。
・・・
別れた直後は寂しくて泣くのをこらえていた。
だけど、家に近づく度に思い出してきた。
｢､､､あいつっっ！！！｣
タクシーにお礼を伝えて、オートロックを解除していく。
｢はァ､､､｣
大きなため息がひとつ、ふたつー。
とりあえず今日はそれぞれ自分の家に帰るって言ってたからよかっ､､､
｢？！｣
よくねぇええええぇーーーーー！！！！！
家のドアを開けると目に見えてきたのは、キュヒョンに会いに行く前にばいばいをしてまた明日ね！と分かれたはずのふたりの靴が並んでいる。
｢やァ！！！！！｣
どすどすとリビングに向かっていく時、
｢そうだ｣
私はひとつ、反逆することを決めた。
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作者名：うあ | 作成日時：2018年6月13日 22時
