【銀魂】江戸の美容師

story15 ページ16

日付が変わり、翌日の朝





山崎「副ちょー、副長宛に手紙です」





土方「手紙だぁ？」





真選組屯所では何一つ変哲のない日常を送っていた





土方は手紙を受け取り封を切った





土方「贈り主は･･･北上 彰二(ｼｮｳｼﾞ)･･･？」





土方はなんか聞いたことのある名前だ

と頭の中ではてなマークを浮かべていた





沖田「北上彰二って北上財閥の跡取りじゃねーですかぃ」





土方「っ!?総悟てめぇいつの間に」





総悟「土方の背後、俺ありでさぁ」





土方「怖ぇよ!!」





総悟「で、なになに。今日の午後私の家へ来てください。お話があります。」





土方「ちっ、めんどくせぇな

どれもこれも、アイツのせいだ」





山崎「アイツって、誰のことですか？」





土方「そのアイツが俺と同じ手紙を貰ったとするならこっち来るんじゃねーのか」





すると、廊下を誰かが走ってくる音が聞こえた





「土方さん！手紙貰いましたか!?」





沖田「Aさん？」

山崎「だれ？」





土方「あぁ、貰ったよ

ったく、めんどくせぇことに巻き込みやがって」





「いや、本当にそれは申し訳ないと思ってます」





沖田「ところで、Aさんと土方さんとその北上の跡取りはどんな関係なんですかぃ？」





「んーー、三角関係？」





沖田 山崎「はぁ？」





土方「話をややこしくするな」





「あ、ごめんなさい

話せば長くなるんだけど」





〜これまでの出来事を説明中〜





沖田「へぇ〜土方さんが彼氏ですか))ﾆﾔﾆﾔ」





土方「役だからな！“役”!!」





山崎「でも、よく副長こんなの受けましたね」





土方「流れに乗せられたんだよ」





「本当に申し訳ないです」





土方「今日の午後ったって仕事があるしな･･･」





「そこをなんとか!!今日、私は彼にキッパリともう付きまとわないでくれと言います

彼氏役は今日で最後にさせますから！

土方さんお願いです！」





Aはジリジリと土方に近づき、肩をつかみお願いをした





土方「わかった！わかったから離れろ!!」





沖田「鬼の副長も女にそこまで言い張られたら何もできやせんね」

story16→←story14

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す