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肆拾参話 ページ13

食堂でご飯を食べ終えたあと、女性陣は部屋へ戻る。


その際、廊下で男性陣と出会った時、敦から食事が終わったので浴槽に入ると聞いた。

芙美子は呉々も太宰が余計なことをしないように、と咎め、部屋に戻っていった。




「姉さん、あっちに綺麗な景色が見えるところがあるから、一緒に行こう?」



「いいわね。与謝野先生、ナオミ、ちょっと行ってくるわ」



「判りました!では私は兄様の処に....」



「させないよ」




覗きを宣言したナオミを与謝野がすかさず止める。


芙美子は苦笑しながら鏡花と部屋を出ていき、鏡花の案内で進む。





「ここ」




そこは自由空間(フリースペース)の部屋で、大きな窓があり、その向こうは縁側になっている。


木々で風が遮られ、あまり寒くなく、月夜に照らされ、流れる川がとても綺麗だ。




芙美子は縁側に腰掛け、隣をポンポンと叩く。


鏡花はそれを見て芙美子の隣に座る。




「姉さん、人を好きになるってどんな感じ?」



「うーん、そうね、私が鏡花の事想ってるのと同じよ」



「じゃああの人の事は?」




一瞬なんのことを聞かれたかわからなかったが、どういう意味か理解し、顔が熱くなるのを誤魔化すように、持ってきた扇子で扇いだ。




「きょ、今日は暑いわね」



「冬だよ姉さん」



「....どうしてその事が気になったの?」



「姉さんが.....」




鏡花は言葉を溜める。


芙美子は顔を覗き込むと、嬉しそうな顔をして云った。




「幸せそうだから」




心が温まるを感じた。


好きって切ないだけじゃなくて、幸せなんだと....




「林、いるか!?」




切羽詰まった様子で国木田が中に入ってきた。





「どうしたの?」



「太宰が......!」

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麻月☆(プロフ) - みたら士さん» ネタを考え抜いた甲斐があります...ありがとうございます! (2018年1月6日 19時) (レス) id: 2189571e01 (このIDを非表示/違反報告)
みたら士(プロフ) - かわいい…かわいい……萌える!!! (2018年1月6日 18時) (レス) id: d493129e91 (このIDを非表示/違反報告)
麻月☆(プロフ) - 魔法少女*萌ちんさん» 久しぶりー!ありがとう〜!受験頑張るね! (2018年1月5日 14時) (レス) id: 2189571e01 (このIDを非表示/違反報告)
麻月☆(プロフ) - ねむたさん» ありがとうございます!!励みになります受験も頑張りますぅうう(´;ω;`)(´;ω;`)今年もがんばらせていただきます! (2018年1月5日 14時) (レス) id: 2189571e01 (このIDを非表示/違反報告)
魔法少女*萌ちん(プロフ) - ログイン出来たよ(・o・)作品1年も続けられるのはすごいね!受験頑張ってね! (2018年1月5日 10時) (レス) id: f60c9f815f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:麻月☆ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/my3126rk5/)  
作成日時:2017年12月24日 20時

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