松野小松は六つ子のことが大好きです。5【おそ松さん】

139.妹様 ページ21

チョロ「何してんだお前」


小「妹様じゃ、無礼者」



橋本にゃーのグッズを抱えたまま、私を呆れて見るチョロ松兄さんにジト目を送り返します。




チョロ「その座り方は何」


小「妾は女王ぞ。そこへ座れ」




王座に見見立てたソファーに深く腰掛け、足を組み素直に座っている兄を見下す形で、兄を見る。




小「今日は一日、妾の言いなりじゃ。異論はないな？」


チョロ「異論しかないけど、どうせスルーされるよねこれ」


小「当たり前じゃ。妾がルールじゃからな」


チョロ「自分ルールすぎるだろ...」




そろそろ疲れてきた横暴な嬢王様キャラをなんとか保ちつつ、暇つぶしに付き合ってくれる兄をバカにした目つきで見る。




小「ドルヲタはまた下らぬ買い物か...」


チョロ「下らなくねえよ！これはな限定のグッズであそこの店にしか売ってないんだ！そしてこれは会員限定でこれまたレアで.....」


小「もうよい、わかったわかったから。その小うるさい口を閉じよ」


チョロ「くそ生意気な...」





チョロ松兄さんが悔しげに私を睨み、口を噤むと部屋の襖があいた。

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