43.降りれない ページ14
小「うぅっ...降りれない......。」
散歩中、子猫が木の上で鳴いているのをみつけて、助けたのはいいけど降りれなくなってしまった。
自分で言うのもアレだけど、私の運動神経は抜群にいいから(十四松兄さんほどはないけど)
こんな木を降りるのなんてたやすい。
だけど、登る途中、もろい枝が一本折れた。
太い枝が。
だから登った時と同じように、枝に足をかけて降りるのは無理だ。
かといって飛び降りるわけにも行かない。
目の前は葉っぱで埋め尽くされている。
私だけなら普通に飛び降りるが、猫がいるため手が使えない。
猫を怪我させるわけにもいかないし...。
小「(うぅ...どうしよう。)」
木の上でずっと悩んでいると、のんきな鼻歌が遠くから聞こえた。
十四「ふんふーん、や・き・う〜！！」
小「じゅ、十四松兄さん！！」
十四「んぇ？？小松？？」
ユニホームを着て、バッドを振り回す十四松兄さんが私の方を見上げた。
十四「小松、パンツ見えてるよ！！」
小「今そんなことどうでもいいよ！！降りれないの！！」
十四「小松なら飛び降りれるでしょ？」
小「猫がいるの！！」
私がそこまでいうと、ハッとした顔をしてバットを投げ捨てた。
十四「猫ちゃん傷つけたら一松兄さんが怒るもんね！おいで！！」
両手を広げ、スタンバイする十四松兄さん。
小「で、でも、私重いし...。」
十四「だいじょーぶ！！僕、力持ちだから！！」
しばらく、その場でうろたえていたが、十四松兄さんのその言葉を信じて飛び降りる決心をした。
小「いくよ！！！！」
十四「バッチコーイ！」
十四松兄さんの言葉と同時に後ろ向きに飛び降りた。
前は猫がいるから危ないかなと思ったからだ。
十四「全然軽いじゃん。」
小「はは...十四松兄さんありがとう。もう下ろしていいよ。」
私はおりようとしたが、十四松兄さんはバットを拾って私に持たせて、すたすた歩き出した。
小「あの、おろしてください。」
十四「でも、小松足首怪我してるでしょ？」
小「してなっ...。」
足首を動かすとズキンと痛んだ。
小「...やっぱこのままで。」
十四「うぃーっす！！急いで帰るよ〜！！！！」
小「うわあああはやすぎいいいい！！！！」
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麻月☆(プロフ) - *小6*しち*さん» ありがとうございます〜！！頑張りマッスル (2016年4月22日 6時) (
レス) id: bde49f3819 (このIDを非表示/違反報告)
麻月☆(プロフ) - リオさん» 待ってるわ、リオ！！！ (2016年4月22日 6時) (レス) id: bde49f3819 (このIDを非表示/違反報告)
*小6*しち* - よく分かんない！！コメントよく分かんないけど、皆大変なんだね！！うん ファイト！！麻月様!! ファイト！！ (2016年4月21日 23時) (レス) id: 3678d7d6a9 (このIDを非表示/違反報告)
リオ - 黒猫さん» パスワード変えてつくるよ！まってて！ (2016年4月15日 23時) (レス) id: 3767530423 (このIDを非表示/違反報告)
麻月☆(プロフ) - リオさん» うわああああ！！リオおおお！！！生きてるうううよかったあああ！！！愛してるううううううううううう！！！！！ (2016年4月15日 22時) (レス) id: bde49f3819 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麻月☆ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/my3126rk5/)
作成日時：2016年3月20日 23時
