検索窓
今日:7 hit、昨日:7 hit、合計:94,762 hit

クロス2 ページ3

貴方視点



「あのー…」



?「っ!お、俺ですか?」



「はい。先程から気になっていたのですが、その刀はなんですか?」



?「え、えぇっと…」



「刀を持っているということは、何かと戦っているということですね?よければ話を聞かせてください。こちらのことも少し話しますので」



?「…分かりました。



俺は竈門炭治郎と言います」



「あ、天瀬Aです」



炭「刀を持ってる理由でしたね。俺は鬼を倒すために組織された鬼殺隊の一員です。これは鬼を倒すことのできる刀で、日輪刀という名前です」



「…え」



鬼を…倒す…?



炭「?どうかしました?」



「あ、いえ…鬼というのは倒すべき相手なのですね」



炭「そうです。鬼は人の命を奪うんです。俺の家族も…」



そう言って悲しい表情をする竈門さん。



「そ、それ以上はいいですよ!次は私の話でも…」



炭「すみません!気を遣わせてしまって…」



「いえいえ。



私はこことは別の世界から来ました」



驚く竈門さん。



「驚くのも無理はないですよね。ただその目的というのが、この世界の異変を解決する…というもので、今の話を聞いて《鬼を倒すこと》だということ分かりました」



竈門さんは何か考えるような仕草をして頷いた。



炭「…分かりました。こっちの世界に来たばかりなら、何かと不自由でしょう。よければ俺と一緒に行きませんか?」



「え!いいんですか!?」



炭「はい!」



「ではお言葉に甘えて…よろしくお願いします、竈門さん」



炭「炭治郎でいいですよ!」



「分かりました。私のこともAで…敬語は外してもらってもいいので、話しやすい方法で話してください」



炭「あぁ、分かった!よろしくな、A!」



「はい」



私と炭治郎は歩き出した。







「そういえば、気になったのですが…



炭治郎が背負っている箱の中には人が入っていますね?何故その中に?」



炭治郎はぎくっとした。



炭「えっと…誰にも言わないでくれるか?」



私は頷く。



炭「この中には俺の妹が入っているんだ。名前は禰豆子って言うんだ…だけど鬼の血を傷口に浴びてしまって、鬼になってしまったんだ。人の目はもちろん、日光の下にも出せないから、箱の中に入ってもらって昼間でも移動できるようにしてる…って感じなんだ」



…なるほどね…



「…事情は把握しました。私はそのことを責めたりしないので、大丈夫ですよ」

クロス3→←クロス1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (74 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
106人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アワアワ - めっちゃくちゃ面白いです!!更新頑張ってください!!楽しみにしてます!! (2023年1月6日 11時) (レス) @page40 id: 2db5ff9399 (このIDを非表示/違反報告)
ケロケロ(プロフ) - 瑠華さん» ありがとうございます!すごい更新速度なのですが、待ってくださる方々のために完結させますので、楽しみに待っていてください! (2020年12月29日 23時) (レス) id: 923d69e9c3 (このIDを非表示/違反報告)
瑠華 - 更新楽しみに待ってます! (2020年12月5日 22時) (レス) id: d1978623ca (このIDを非表示/違反報告)
ケロケロ(プロフ) - 因幡さん» わ、私も課題終わりましたよ…?(汗)ある意味終わりました、ある意味…課題が…ぎゃぁぁぁ!! (2020年4月25日 19時) (レス) id: 923d69e9c3 (このIDを非表示/違反報告)
因幡 - 休み増えた宿題終わった (2020年4月19日 20時) (レス) id: c0af763869 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ケロケロ | 作成日時:2019年11月14日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。