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あちこちで悲鳴にも似た歓声が聞こえてきて
雪寮の先輩たちが活躍してるんだなって見なくても分かる。
「ねぇ、雪寮の人たち今年みんな気合入ってない?」
「きっとラウールくんが足速かったから負けたくないんだよぉ!」
という声も聞こえて、"わたしを掛けた戦い"なんて死んでも言えない。
せっかくだしわたしも終わったら先輩たちを見に行ってみよう…
と思いながら最後の項目の50M走のスタートラインに立つ。
すると遠くから
「Aちゃん、がんばってやー!」
という声が聞こえてきた。
その声の方を見ると手を振る向井さんとその隣には蓮くん。
2人の応援にもちろん嬉しい気持ちもあるんだけど…
うっ、周りの女子たちの視線が怖い…。
そうこうしているうちに
「よーい!」という声が聞こえて位置に付く。
スターターの音と共に走り出したわたしのタイムは自分の中では上出来だった。
ラ「Aちゃんおつかれさま!」
ゴール付近で待ってくれていたラウちゃん。
ラウちゃんも全種目終わったみたいで、一緒に雪寮の先輩たちを見に行くことにした。
…
グラウンドの真ん中では、ハンドボール投げが行われていた。
そこには、ふっかさんと翔太くんと佐久間さん。
そして周りにはもちろんギャラリーがいっぱい。
「うりゃっ!」と思いっきりボールを投げる佐久間さん。
…がしかし全然前に飛んでいない。
そんな佐久間さんを見て「可愛い〜♡」と湧くギャラリーたち。
うん、確かに可愛い。
深「おい佐久間〜、全然飛んでねーじゃん!」
佐「俺球技苦手なんだよ!」
ヤジを飛ばすふっかさんに反論する佐久間さんをよそに
「ん"あ"っ」という声とともに翔太くんがボールを投げる。
すると予想以上に遠くまで飛んでいって
「きゃーーー!かっこいいーーー!!!」
と歓声があがる。
翔太くんってそんなに筋肉あるように見えないのにすごい…
ラ「まじモテそう。モテるじゃん、それ」
渡「モテモテだな」
ラウちゃんの掛けた声に応えながら振り向いた翔太くんはわたしがいることに気付くと
「うわっ!」と驚き、
「見られてたのかよ。」と照れたように笑う。
佐「おし、これで全員終わりだな」
深「おい!まだ俺終わってねーよ!」
というふっかさんも意外と飛ばしてかっこよかったのは秘密。
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My(プロフ) - SDさん» ありがとうございます!なかなか更新できずすみません(>_<)また読んでいただけると嬉しいです! (2021年9月21日 17時) (レス) id: 593feaa7c3 (このIDを非表示/違反報告)
My(プロフ) - ○○さん» そんな嬉しいこと言っていただきありがとうございます( ; ; )ありがとうございます!忙しくてなかなか更新できませんが、アイディアはたくさんあるので更新楽しみにしていただけると嬉しいです☺︎ (2021年9月21日 17時) (レス) id: 593feaa7c3 (このIDを非表示/違反報告)
My(プロフ) - はるさめさん» 読みやすいなんて本当に嬉しいお言葉ありがとうございます( ; ; )これが初作品です!いろいろアイディアはたくさんあるのでこれからも楽しみにしていただけると嬉しいです☺︎ (2021年9月21日 17時) (レス) id: 593feaa7c3 (このIDを非表示/違反報告)
My(プロフ) - あやかぽん。さん» コメントありがとうございます!楽しみにしていただけると嬉しいです☺︎ (2021年9月21日 17時) (レス) id: 593feaa7c3 (このIDを非表示/違反報告)
SD - 今日初めて読みましたが、すごく面白かったです!続き楽しみにしてます! (2021年7月31日 21時) (レス) id: a823909586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:My | 作成日時:2021年6月7日 0時