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▶︎目黒Side
「Aを一日一人占めできる」
なんて突然思いついて自分から提案したのは、絶対に勝てる自信があったから。
去年は岩本くんに50M走で僅差で負けちゃったけど、今年はAとのデート権がかかってるしマジで勝つ。
いつもならこんな提案なんかしないで好きな子は強引にデートに誘うけど、
ラウは常にAか俺の側にいるし、まじでこうでもしなきゃ２人で出掛けるなんて到底できそうにない。
満月の夜以来Aを見る目が変わったふっかさんも気になるし、しょっぴーもあんな感じだけど何かとAを気にしてるのがわかる。
Aとのデート権に本気で気合い入ってるのは今のところラウと俺含めて４人ぐらいで、
他の人はデートしたい気持ちと勝負で負けたくない気持ちの半々だろうな。
そんなことを考えてると歓声が聞こえ、ラウがスタート地点に立っているのが目に入る。
おっ、あいつの実力どんなもんだろ。
と思いながら見ていると想像以上に速くて正直ビビる。
「7秒16」という声に、
去年のタイムではギリギリ俺の方が勝ってるけど、まじで油断出来ねーな。なんて焦っていると
「ラウー！A見てたでー！」と声が聞こえてきた。
ラウのグーサインに照れながら手を振るA。
向「俺らも負けてられへんな」
悪いけどまじで燃えてきた。
50M走で俺らの番になって、康二と並んでスタートラインに立つ。
向「めめ負けへんで！」
という康二の声や周りの歓声も耳に入らないぐらい俺は集中していた。
パンっというスタートの合図とともに走り出して無我夢中で走る。
しかし、いつもなら後ろにいるはずの康二が何故か俺と並走している。
え？こいつ、まさかチーターの能力使ってる？
康二とは0.5秒ぐらい俺の方が速いから、並走するなんて能力を使う以外ありえない。
あれ？意外とこいつも本気なのか？
…でも、絶対負けねぇ！俺は自分の力で勝つ！
「向井、7秒10」
「目黒、7秒00」
目「よっしゃーーーーー！！！！！」
向「くっそー！まためめに負けてもうた〜」
力強くガッツポーズする俺と項垂れる康二。
目「康二ありがとな。
お前のおかげで俺の最高記録出たわ」
興奮も落ち着いてか、段々と周りの声が耳に入ってくる。
「やばーい！目黒くんちょーかっこいいー♡」
なんて声をよそにAを探すが、見つけられなかった。
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My(プロフ) - SDさん» ありがとうございます！なかなか更新できずすみません(>_<)また読んでいただけると嬉しいです！ (2021年9月21日 17時) (
レス) id: 593feaa7c3 (このIDを非表示/違反報告)
My(プロフ) - ○○さん» そんな嬉しいこと言っていただきありがとうございます（ ; ; ）ありがとうございます！忙しくてなかなか更新できませんが、アイディアはたくさんあるので更新楽しみにしていただけると嬉しいです☺︎ (2021年9月21日 17時) (レス) id: 593feaa7c3 (このIDを非表示/違反報告)
My(プロフ) - はるさめさん» 読みやすいなんて本当に嬉しいお言葉ありがとうございます（ ; ; ）これが初作品です！いろいろアイディアはたくさんあるのでこれからも楽しみにしていただけると嬉しいです☺︎ (2021年9月21日 17時) (レス) id: 593feaa7c3 (このIDを非表示/違反報告)
My(プロフ) - あやかぽん。さん» コメントありがとうございます！楽しみにしていただけると嬉しいです☺︎ (2021年9月21日 17時) (レス) id: 593feaa7c3 (このIDを非表示/違反報告)
SD - 今日初めて読みましたが、すごく面白かったです！続き楽しみにしてます！ (2021年7月31日 21時) (レス) id: a823909586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：My | 作成日時：2021年6月7日 0時
