♯52 初夜は突然に その4 ページ6
はぁ...藤ヶ谷と脱げ脱がないの押し問答をして、疲れた...
藤ヶ谷は背を向けて横になってる
揉めたまま一夜を明かすのは居心地が悪いから俺が折れるかと帯に手を掛け脱ぎ始めた
しゅるしゅると衣擦れの音だけが響く...
最終的に白襦袢のみになり藤ヶ谷の隣に背を向けて横になった
お互い無言ではあるが、背中越しに互いの緊張が伝わっているようで沈黙に耐えれなくなった俺は
「なぁ１つ聞いていいか？」
「...なんだ」
「前にも聞いたけどマリウスを好きな理由」
「プライベートだ」
「知りたいんだ」
「...俺と似ている.....自由がないんだ」
「.....俺は似てないから嫌いなんだな…」
やっぱり俺の事なんて皇太子妃だけやってくれる物でしか考えてなかったんだ...
予想してたけどこうも拒否されちゃこれから先どうすればいいのか…
今更藤ヶ谷やマリウスの��似ている部類��にはなれない
急に背後の藤ヶ谷がむくりと起き上がった
「びっくりした どうした？」
「こうなったら皆の期待に応えよう」
「？」
「折角だしどうだ？」
急に俺を見つめそんな事をいってくる
「冗談はよせ」
「本気なら？」
はっ？本気？んなわけあるかよ！お前さっき俺のこと嫌いって白状したじゃんよ
いくら俺がお前のこと好きでも一方通行で初夜を迎えるのは嫌だ
「こういう事は本当に好きな人とやればいい」
皇太子の命令だとしても気持ちのないのは嫌だ
なのに藤ヶ谷は
「お前も男なら分かるはずだ 好きじゃなくても出来る」
「いい加減にしろ！」
藤ヶ谷がそんなやつだったなんて、幻滅した
すると今度は
「こうなったのもお前が悪いんだぞ！」
「！？」
「俺と仲の良いフリをしないからだ お前のせいだ」
「なんで俺のせいだよ！仲良くしてないのはお前だろ 嫌がらせばっかするくせに自分のこと棚に上げすぎだ」
頭きた！なんで俺ばっかのせいだよ
少なくとも俺は藤ヶ谷と仲良くしたいのにお前がマリウスばっかにいくからだろう！
怒りが収まらず枕で藤ヶ谷を叩いたら藤ヶ谷も応酬してきて、初夜に布団の上で枕の叩きあいを暫くしていた
♯53 初夜は突然に その5→←♯51 初夜は突然に その3
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 737人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pearl(プロフ) - クミさん» クミさんコメントありがとうございます。こちらは今滞っておりますが、完結をしたいと思っております。続きはいつになるかわかりませんが書く気持ちはありますので、もうしばらくお待ちいただけると有難いですm(_ _)m (2019年9月6日 6時) (
レス) id: 66ae99b85e (このIDを非表示/違反報告)
クミ - もうこの作品は書かれないのですか？続きが見たいです！ (2019年9月5日 20時) (レス) id: 5d6e55a08f (このIDを非表示/違反報告)
test - testです (2018年5月5日 17時) (レス) id: 9d9e0848d5 (このIDを非表示/違反報告)
pearl(プロフ) - seaぺこさん» seaぺこさん！大変お待たせいたしましたm(__)m これからぼつぼつ又書いていこうと思ってますので、宜しくお願いします。ほんと待たせてしまって申し訳ないです(＞＜)そしてコメありがとうございました(≧∇≦*)とっても嬉しいです (2018年4月24日 20時) (レス) id: 0e0ff0af79 (このIDを非表示/違反報告)
seaぺこ(プロフ) - こんにちは｡｡｡更新ありがとうございます!!楽しみに待ってました!!新しいお話が始まったのでもしかしたら…と凹んでいたので嬉しいです｡｡｡早くラブラブ夫婦になってほしいなー更新待ってます。くれぐれもご無理なされませんように｡｡｡ (2018年4月24日 14時) (レス) id: 5a95b02aa0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：pearl
| 作成日時：2017年4月13日 20時
