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それから他愛もない話をしていると、




ガラガラ




『もう平気か?』




永瀬先生がはいってきた




「はい、大丈夫です」




『そうか、良かった

岸もありがとな、もう遅いから帰っていいぞ』




時計を見るととっくに下校の時間を過ぎていた


わたしこんなに眠ってたんだ





「優太、こんな時間までありがとう」




〈おう、また明日な〉




優太が帰り


保健室には私と永瀬先生だけ





『岸と仲良いんだな』




「さっき、仲良くなりました」




『そうか

じゃあそろそろ帰るぞ』




「はい」




ベッドから立ち上がろうとすると



ふらっ




『おい、
まだ大丈夫じゃないやろ、無理すんな』



倒れそうになったわたしを永瀬先生が支えてくれた


いや、支えてくれたというより
抱きしめられている…?

10→←8



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作者名:M | 作成日時:2018年4月30日 23時

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