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taiki side
実彩子と別れたからといって、
すぐに次へなんて行けるわけなくて。
しばらくは塞ぎ込んでいた。
お互いに別の人が好きだと思って
うまくいかなかったけど、確かに愛情はあったから
すぐに忘れることはできなかった。
バイトは休みで、友達もつかまらず、
更には彼女もいない俺はまっすぐ家に帰ることにした。
「大輝くん？」
その声の主は、会いたかったけど
今は会いたくなかった人。
大「A」
「今日は帰り早いんだね」
大「あ、うん。バイト休みでさ」
少し沈黙が続いて、どうしていいか分からなくて
咄嗟に一緒に帰る？なんて言ってしまったことを
少し後悔している。
断られたらどうしよう。
「うん！」
でも、君が嬉しそうに答えたから。
少しだけ希望を捨てずにいるよ。
「暇なら帰って何する予定だったの？」
大「うーん、買ってたけど見る時間なかったDVD見るとかかな？」
「え！何のDVD？見たい！」
アイドルのLIVEだけど…
見るって、まさか、俺の部屋で？
深い意味はないんだろうけど、
ダメだよ、Aちゃん。笑
大「俺の部屋で2人きりなんて、想太が怒るよ」
「ん？なんで？ってか、想太？なんで？」
大「なんででも。今度、想太と来な」
そう言ってAの髪をくしゃっと撫でた。
けち、なんて不貞腐れている君は
やっぱり可愛い。
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かおり(プロフ) - さくらさん 感想ありがとうございます！初めてコメントいただいたので、とても嬉しいです(^^)番外編も頑張って書きますのでまた遊びに来てください！ (2019年6月25日 21時) (
レス) id: 5ecbc891ed (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いつも更新楽しみにしてました！終わってしまうのは寂しいけど、番外編楽しみに待ってます！！！ (2019年6月25日 21時) (レス) id: 30528eed19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおり | 作成日時：2019年2月14日 23時
