023 ページ23
sota side
「最近、想太、マンガ読みに来ないね」
なんて言いながら、俺の気も知らずに
俺の部屋にズカズカ入ってくる幼なじみ。
好きだなって思い始めたら
入るのを躊躇うようになった君の部屋。
昔はそんなことなかったのに。
そんなこと言えるはずもないから
「んー。マンガ飽きたし」
なんて、適当に答えた。
「ふーん」
適当に答えながら、俺のベッドに寝転んで
スマホの画面を見つめるA。
「！…ちょ、お前なぁ、」
何が悪いの？と言わんばかりに
キョトンとした表情で見つめてくる。
待って、控えめに言って可愛い。
Aってこんなに可愛いかった？
「男の部屋に来て、そんな、あかんぞ！」
「え、何？急に。笑
男って…想太じゃん。笑」
あ、やっぱり男として見られてない。
ちょっとヘコむ。
大輝くんだったら？なんて怖くて聞けない。
意味分かんない、って言いながら
またゴロゴロし始めるA。
そのうちウトウトし始めて
自分の部屋なのに居心地が悪い。
できるだけAから離れて座るけど
「想太ぁ〜」
眠たいのか、甘い声で俺を呼ぶから
ドキドキが止まらない。
帰って欲しいけど、まだ居て欲しくて
Aに背を向けたままゲームに集中した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 149人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かおり(プロフ) - さくらさん 感想ありがとうございます！初めてコメントいただいたので、とても嬉しいです(^^)番外編も頑張って書きますのでまた遊びに来てください！ (2019年6月25日 21時) (
レス) id: 5ecbc891ed (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いつも更新楽しみにしてました！終わってしまうのは寂しいけど、番外編楽しみに待ってます！！！ (2019年6月25日 21時) (レス) id: 30528eed19 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かおり | 作成日時：2019年2月14日 23時
