CODE:BREAKER[Ｒe-CODE00の少女]７

エピローグ ページ23

平家｢……ショートケーキ好きでしょう？
今日は特別、美味しいモノを……｣

がっ(襟首をつかむ

平家｢ねーちゃんが危険な目にあってみろ……アンタでも許さねえからな……！！！｣

平家｢龍姫に関しては、エデンの勅命ですよ？
それに……真実は１つとは限らない
可愛いでしょう^^｣

刻｢っ///｣

平家｢……この腕…驚異的な回復力だと聞いています^^｣

平家｢はっ当然でショ！？
こんなことでオレが終わるとでも……｣

平家｢……ですが、どんなに腕が良くなろうと[今の貴方]に、それ以上はない｣

刻｢……オレが元々異能を持たずに生まれてきたカラ？
そんな話…あのクソ親父のだけで聞き飽きてんですヨ
そういうのサラッと乗り越えちゃうのが…オレのカッコイイ所で……♪〜♪｣

平家｢それが全てウソだったとしたら？｣

刻｢！！！｣

平家｢本当の貴方は
この地球上の誰よりも強大な異能を帯びて生まれて来たんだとしたら？｣

刻｢・・・｣

平家｢[パンドラの箱]を開けば、貴方の本来の強大な異能……
【磁力】が元に戻るとしたら？
……貴方はどうしますか？｣

・
・
・

刻｢どうもこうもww
パンドラ開けて取り戻すに決まってるでショ！！
オレが最強！？やっぱりネ！！
オレが思ってた通りマジサイコーwwww｣

平家｢……｣

刻｢………なーんてネ……下らない冗談｣

先ほどまでのふざけた顔が
一瞬で悲しさを帯びた皮肉な顔になる

刻｢しかも…今の冗談はちょっとキツすぎやしませんか？センパイ｣

平家｢……｣

刻｢……オレに異能がないせいで……
ねーちゃんはオレに異能を分け与えたせいで死んだんだ｣

刻の手は
怒りなのか悔しさなのか
定かではないが震えていた

刻｢それを今更……
｢ウソでした｣トカ……冗談でも聞きたくないネ｣

平家｢ですが…全て真実なのですよ｣

平家は
ウソのない
優しい顔つきで言った

平家｢……始めましょうか
貴方の本当の力…私に貸してください
ね？
エデンの【ジョーカー】(微笑｣

刻｢！！｣

寧々音｢？｣

龍姫｢……｣

エデンの【ジョーカー】…その意味とは？
そして
寧々音殺害の本当の真相とは？
その謎は……続編で★
アデュー♪♪

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