衝撃を乗り越える力*YoungMin* ページ46
ﾊﾅ「Aオンニ…」
「何…？」
ﾊﾅ「Aオンニは殺人犯なんかじゃない…」
衝撃的な過去を洗いざらいはいたAヌナにハナが言った言葉…
ﾊﾅ「Aオンニは何も悪くない…だって…
私がAオンニと同じ立場だったらそうしたから。」
え…？
ﾊﾅ「だってヨンミナに…好きな人に…心から愛してる人間だったら迷惑なんてかけたくない。
それに…
好きな人の子どもだったらどうやっても生みたいの…」
それがハナの願い…
ﾊﾅ「私は…Aオンニにどんな過去があったとしても受け止める。
だって…Aオンニが私に接してきた姿はカン・Aでしょう？ヨンミナだって同じだもん。
今までAオンニがやさしかったこと厳しかったこと覚えてるでしょ？」
今までのAヌナは…衝撃の過去を聞いたって引くどころか、Aヌナの人間だったって思える。
YM「…うん。
俺、Aヌナの過去知ったら引いた。でも…よく考えたらAヌナも人間だったって思う。
Aヌナ…同じ過ちを繰り返さなければ、もう一度…もう一度だけ恋してみなよ？」
「二人とも…
いつからそんな大口叩けるようになったの…？」
そういわれるとやっと笑う。でも…
ﾊﾅ「私…大人になったよ？
ジェイクオッパのこと…受け止める決心したよ？」
「A…？」
ﾊﾅ「私まだ覚えてるよ…ジェイクオッパは死ぬ理由がなかったことくらい…
だって映画の主演も決まってたし…すべてがうまくいくって感じで楽しそうだったのに…」
「恋愛。
言ったでしょ？
うちはsmとの因縁が深くあるって…だから恋をするなと…アイドルなんかと恋しちゃダメって言ったの。」
どういうこと…？
ﾊﾅ「ジェイクオッパが誰かと恋してたんですか？」
ストレート…
「うん…smに君臨する女王様の誰かとね…
ジェイクは恋に落ちて…別れを告げられぬこともできず、誰にも迷惑かけたくなくて自らの命を絶ったの。」
するとハナは俺の背中に抱き着いて…
YM「ハナ…」
ﾊﾅ「少しだけ…泣かせて…」
そういうと俺の背中で泣き出した…ハナは強い。守らなきゃいけないのに…俺じゃ守れない。そんな気がした…
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作者名：いっちー | 作成日時：2014年1月3日 12時
