差し入れ ページ14
現場の空気は最悪だった…。
今までこんなにも重い空気になるなんて誰が想像したことだろうか？
一番の原因があるとしたら…このチームワークの悪さ。いつもの悪乗りも通用なんかしないメンバーに私はため息をつく。
ヨンミナの間の取りかた…すべてが計算されれば自分の間の取り方じゃないから悩む。
監督は自由にヨンミンにやらせるといったのに…急にそれができないという。それはきっと他からの圧力だろうか？
ハナは平気な顔で入ってきたバラエティーへの対応をしてるけど…こっちには悩める少年。私は少年に対して何ができるか考える…顔色が相当悪いヨンミナに…
「ヨンミナ、一緒にご飯行かない？」
YM「ケータリングや差し入れがいっぱいあるんです。」
力なく笑う美少年…本当になんでこのタイミングでこんなにも大量の差し入れが届くのだろうか？
バナナミルクを手にとっても…温かみのあるものじゃない。バナナミルクは冷たいものだけど、ヨンミナが差し入れてくれる物には温かみがあった。言葉って、人を支えるんだなって思う。
JM「イケメンが悩んでる…」
ﾃｿﾝ「ヨンミナ…」
HS「でもやっぱり今日来たのって…空気が…」
「シムヒョン…？
ウンソラ…来たの？」
ｳﾝｿﾙ「はい…ジョンミン君がこのドラマのostに参加することになって撮影現場見に行こうって話になったんです。」
JM「ヨンミナのためにキムパフ作ってきたんだよ！」
そこにいたのはウンソルとboyfriend。
YM「ジョンミニヒョン…トイレから戻ってきて手を洗って作った？」
JM「待って！ヨンミナ…僕そんなに汚いイメージ…」
HS「キムパフ…ジョンミナは触れてないから。」
ｳﾝｿﾙ「ヨンミン君、食べれなかったら野菜スープだけでも飲んで？」
「食べれない…？
ヨンミナ調子悪いの？」
YM「ううん。健康。」
HS「嘘つけ…昨日から何も食ってないじゃん。」
ｳﾝｿﾙ「だからね、ヒョンソン君とジョンミン君とミヌ君が朝から私のところに来てキムパフの作り方教えてって言ったんだよ？」
「ミヌも…？」
JM「ウンソルちゃんのバカ！
ミヌから内緒って言われたでしょ…」
YM「ジョンミニヒョンにバカって言われたらおしまいだよね…」
ｳﾝｿﾙ「ごめんなさい…でも、Aさんに会ったらこれを渡してって言われました。」
紙袋を受け取った。
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作者名：いっちー | 作成日時：2014年1月3日 12時
