[G･W限定!!]クロハとメカクシ団短編集(まだ休み気分味わいたい方向け)

シー(ヒビヤルート２) ページ10

ヒビヤに連れられてやってきたのは、マーメイドラグーンだった。


A｢やっぱり小学生だから激しいアトラクションはね･･･｡｣


ヒ｢うっさいな////年上だからって/////｣


ヒビヤは子供扱いされた事に少しムッとしてしまったようだ。


A｢ごめんなさい。ヒビヤの事はちゃんと男の人として見てるからね？｣


ヒ｢･･･なら許す/////｣


ツンツンした言いようだが、顔が赤く照れていたようだ。


ヒ｢分かってないなぁ･･･自分で言ったのに無自覚なんだから。ﾎﾞｿﾘ｣


A｢えっ？｣


ヒ｢別に････早く乗ろうよ。｣


A｢じゃあ、ワールポール乗ろう？コーヒーカップみたいな奴｡｣


ヒ｢Aだって子供じゃん｡｣


ふてくされた口調で言うヒビヤだけど、ちゃんと私をエスコートしてくれるんだ。


ほら、今も私が目を回さないように回す速度を緩めてくれてる｡


その後も沢山アトラクションを乗り、マーメイドルグーンシアターを見てキャラビン・カルーセルに乗った。


A｢ヒビヤ〜!!ヤッホー!!!｣


ヒ｢やめなよ･･･大人がみっともない//////｣


A｢フフッ＾＾｣


乗り物が上下左右に動きながら回り、浮遊感を感じ取れるように私の心は開放的だった。


私だってヒビヤにはお姉ちゃんみたいな存在じゃなく、女として見てもらいたいんだよ？


時間になったので、パレードの場所まで私達は歩いた。


その時････


A｢わぁぁ!!ミツキーだ!!ミヌーも!!グーヒィも!!ドナロドも!!｣


デズニーキャラが集合していたのだ。


ヒ｢せっかくだから撮ってあげる｡｣


A｢良いの？有難う!!｣


私はお願いしてデズニーキャラの写真を撮ってもらった。


ヒ｢また良い写真が撮れたよ｡ほら、さっきの写真もよく写ってるでしょ？｣


そう言って私に全体が入ったシンデレラ城を背後にしてる私の写真を見せてくれた｡


ヒ｢後ろに写るシンデレラ城を切らさずに愛する人と自分を撮るとそのカップルは幸せになれるんだって｡｣


A｢えっ････//////｣

一気に心臓が五月蠅くなった｡


その後のパレードの出来事は覚えていない。


ただ覚えているのは、ヒビヤの唇の感触だけだった。

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