買ってやんよｯ！ ページ4
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「左馬刻さん！ 落ち着いて下さい!!」
とある夜の事務所に、似つかわぬ大声が響く。
どうやら左馬刻の部下の声のようだ。
部下は必死になって左馬刻に語りかけている。
それもそのはず。
左馬刻の部屋は荒れに荒れ、高級そうな家具は倒れている。
何があったかは分からないが、相当頭にきているらしい。
左馬刻「ア’’アァ？」
「ヒィィッ!!」
左馬刻は、大きな声は出していないものの、見事に殺気はダダ漏れ。
睨みだけで人を殺しそうな雰囲気に、部下は腰を抜かし恐れ入ったといった感じだ。
「さ、左馬刻さん･･･！ な、何があったのですか･･･！」
左馬刻は一度机を思いっきり蹴る。
その大きな音に部下はまた情けない声が出たが、左馬刻は自分の携帯からある一枚の写真を部下に見せた。
其処には、左馬刻が愛して止まない【弟と妹】の写真。
だが、可笑しな所がいくつかある。
一つは、カメラ目線ではないこと。
カメラ目線ではないと言うよりも、そもそも目を開けていない。
眠っていると言うべきか。
二つ目は、手が縄のようなもので拘束されている。
妹の方は足も縛られているが、弟の方は縛られていない。
だが、走れないようにと足を刃物で刺した跡がある。
妹は女だから縛るだけで大丈夫。弟は男だから縛るのではなく、足を走れない様に傷つけていた方が確実に逃げられないとでも思ったのだろう。
だがそれは左馬刻には地雷だった様だ。
左馬刻「コイツらまじ殺す。いや殺すだけじゃ足りねェ【自主規制】して【自主規制】して【自主規制】してやる･･･。」
「左馬刻さん！ それは流石にこの小説じゃ書けないですッ！！」
左馬刻「この写真だけじゃねェ。同じ奴から【二人を助けたければ、一千万用意しろ】ってメールまで届いてる。」
莫大な金の要求に、部下は目眩を覚えた。
しかし部下は、左馬刻さんが考えているのは金のことではないのは知っている。
部下も、慕っている若頭の家族に手を出されて良い思いはしなかった。
「･･･、聞くまでもないですが左馬刻さん。どうします？」
左馬刻「ンなもん決まってんだろ。俺様の弟と妹に手ェ出したんだ。しかも脅しに使いやがった。
高ェ喧嘩券じゃねぇか。
お望み通り買ってやんよォ!!」
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萩 - 続き楽しみです！ (2020年4月25日 10時) (
レス) id: 28ee4bfc20 (このIDを非表示/違反報告)
しづ - んん、、最近更新されてない、、更新楽しみにしてます！ (2019年11月2日 21時) (レス) id: dfac6954d1 (このIDを非表示/違反報告)
sakurasaku(プロフ) - 華月さん» えっっっ！ ありがたきお言葉ですっ！ そう言っていただいて嬉しいです！！ コメント有難うございます！ (2019年9月21日 22時) (レス) id: e53f230869 (このIDを非表示/違反報告)
華月 - 本当にこのお話大好きです(*^^*) (2019年9月19日 2時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
sakurasaku(プロフ) - 音琥さん» WOW！(^o^) またまたコメント嬉しいです！本当にこんな優しい人が見てくれていると思うと顔がにやけますうふふ← またいつでもコメントしてくれたら嬉しいです!! (2019年9月17日 20時) (レス) id: e53f230869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sakurasaku | 作成日時：2019年4月3日 18時
