【ヒロアカ】竜ヲ操リ、竜二愛サレ……。

二十九匹目。 ページ31

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私は声が聞こえた方へ急ぎ足で向かう。

するといかにもお嬢様な雰囲気を醸し出している女性。

私と会う予定だった人だ。









『こんなところに居たのか。探したぞ、百。』


八百万「うふふ。真さんが私を探している姿が見えて、可愛くてつい黙って見てましたの！」


『全く、困った嬢さんだ。』









百の言いぐさに、私は呆れたように溜息をついた。









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八百万「真さん。」


『ん？ どうした。』








いきなり真面目な雰囲気になり、私は無意識に握った拳に力が入る。

百はしっかりと私の方を見据えていた。









八百万「私達、もうすぐ高校生ですわ。真さんは、高校は何処へ行くつもりですの？」


『あー、私は雄英校へ行くつもりだ。』








入学してから言うつもりだったから、言うか少し迷った。

思えばそこまで黙っている必要も無いと思い、ポロリと返信を返す。



するとどうだろう。

百の表情が、幸溢れてきたではないか。←









八百万「本当ですの！？ 実は私、雄英高校から推薦が来ましたの！ お母様も、貴方の夢に近づく為にも其処へ通いなさい、って言っていただいて！」


『おお、分かった。お前の熱意は伝わったから少し落ち着け。』


八百万「はっ！ わ、私としたことが...。

はしたない真似を......！ 申し訳ありませんわ......！」









今の百の語りで、一気に注目された。

さっきから目立って目線が痛かったのに、更に皆んなが此方を向いてヒソヒソ話を始める始末だ。


私はあまり目立つのは好きじゃないからな。

百には少し落ち着いて貰わねば。









––––––(おまけ)––––––



ＪＫ「ちょっとちょっと！ あのカップル何！？ レベル高すぎない！？」(小声)


ＪＫ「確かに理想のカップルって感じ？ どちらも顔良し、性格良し、仲良し！ 羨まし〜！」(小声)


ＪＫ「あの彼女さんも良いけど、彼氏さんの方マジカッコイイんだけど。私一生応援する。」(小声)






【愚痴ってると思いきやまさかのべた褒め。】←

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