二十六匹目。 【瀬呂 範太】 ページ28
過去!
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瀬呂「なっ、なにしてッ!」
『黙って聞いてくれないか。』
瀬呂「っ!」
その言葉を聞いて少し体に力が入るが、未だに頭を撫でる手が酷く優しくて緊張がほぐれる。
紫に輝いた瞳が、俺を捉える。
俺は唖然と真の顔を見ることしか出来ない。子供みたいだ。
『私はその告白を断った。』
瀬呂「...............はぁ!!!!?」
いきなりのカミングアウト。
驚き過ぎて大きな声が出てしまった。
真が、告白を断った!!?
さっき『良いぞ』とか言っていたのはどこの誰だったの!?←
どう考えても承諾した返事にしか聞こえないんだけど!?←
『さっきのは、私の勘違いだったんだ。』
瀬呂「は? ........、勘違い?」
『ああ。さっきの女子、私に【付き合ってくれ】て 言っただろう? 私は「買い物か何かに【付き合ってくれ】」だと思っていたが、違ったみたいでな。』
瀬呂「お前はラノベの主人公か!!」←
ということは、俺のこの気持ちは無駄だったって事か!?
なんか今までの俺が馬鹿らしくなってきた・・・。
でも、なんだろ。
この、言い様のない安心感は・・・・・。
なんで、嬉しいとか考えてるんだ?
瀬呂「なんか、もうなんでも良いや.........。」
『はは、でも........心配してくれたんだろ?』
瀬呂「一応な。」
『素直じゃないな。お前。』
瀬呂「......。」
とりあえず今は、俺の赤い顔を見られたくなくて。
咄嗟に手で顔を隠した。
お前に触れられている部分が、熱い。
でも、心地良くて...........
その手を払いのけたりは出来なかった。
ほら、今。
こんなにも、心臓が熱い。
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ぐうたら猫(プロフ) - sakurasakuさん» 私個人とすれば苦手な分類です。(雪獅子はともかく) 動きが激しすぎて読めないし… (2019年10月15日 23時) (携帯から) (レス) id: e6816c78e0 (このIDを非表示/違反報告)
仁兎さら〜隠れん坊オンライン勢(プロフ) - ただいま?です!名前長くなりましたが仁兎さらです!更新(●'д')bファイトです (2019年10月14日 9時) (レス) id: f3f2151466 (このIDを非表示/違反報告)
sakurasaku(プロフ) - ぐうたら猫さん» キェアアアアアア!! あ、でも私は猿系のモンスターの中で【ラージャン】が一番好きです・・・w 鳴き声と言いますか・・・、咆哮がいかにも電気使ってますって言っているような感じですよね!鋭さのあるような強い咆哮がとても好きです。(^p^) (2019年9月6日 22時) (レス) id: e53f230869 (このIDを非表示/違反報告)
ぐうたら猫(プロフ) - sakurasakuさん» …あ。そういえば、アイスボーンのアップデートで…アイツが、金獅子がやって来るそうですね(ガタガタブルブル) (2019年9月4日 22時) (携帯から) (レス) id: e6816c78e0 (このIDを非表示/違反報告)
ぐうたら猫(プロフ) - sakurasakuさん» 私も予告で興奮しました!迅竜と斬竜と雷狼竜は特にです!! ゑ?黒狼鳥教官?お呼びでないです。苦手です。← (2019年9月4日 22時) (携帯から) (レス) id: e6816c78e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sakurasaku | 作成日時:2019年1月5日 18時