3話 ページ5
諸伏side
崩れるビルを眺めながら数時間前のことを思い出した
『景光さん、隣の部隊の応援に行ってきます』
いつになく真剣な表情のAは拳銃片手にそう言った
『了解…生きて帰ってこいよ』
『景光さんも、ですよ?』
____
ってことは…!?
嘘、だろ……
(A………!!)
『どうしたヒロ…顔色悪いぞ?』
近くにいたゼロにそう言われた
『大丈夫…少し気分が悪いだけだ』
あの爆発に巻き込まれて生きていることなんて到底考えられない
でも、そこにAがいたかどうかはもっと考えられない……いや、考えたくなかった
『ごめん、少し一人にさせてくれ』
__その後の調査のために我々公安は再び現場に入った
(こっちにもこんなに人がいたとは……あれは、)
瓦礫の傍に落ちていた一台のスマホを手に取った
そのすぐ近くに落ちていたシルバーの指輪も拾った
(どうして……)
それは間違いなく、彼女のものだった
スマホを握った手が震えた
そこらに倒れている死体はもう既に身元を把握することは出来ないほどだった
(約束したじゃないか)
___落ち着いたら、結婚しよう。って
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いちのせ(プロフ) - 和美/美香さん» はい!恐らく20日は過ぎます。誰にするかめっちゃ迷ってますw (2019年12月13日 22時) (レス) id: 238460b4ff (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - いちのせさん» いえいえ!私も良かったです。そうなんですね、20日すぎくらいですかよ?楽しみにしてます。 (2019年12月12日 8時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
いちのせ(プロフ) - 和美/美香さん» ありがとうございます!無事に終わって良かったです…。また冬休みあたりに新しいの出したいと思います! (2019年12月10日 17時) (レス) id: 238460b4ff (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - いちのせさん» お久しぶりです。完結おめでとうございます。新しい作品待ってます (2019年12月10日 11時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - いちのせさん» そうですよね。分かります、ヒロくんは難しい。。 (2019年10月27日 16時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちのせ | 作成日時:2019年10月14日 21時