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影が16 ページ24

『毒ガスと腐った生ゴミを混ぜた空気、
と言ったところかな?...いや空気じゃなくて
水蒸気の方がいいか...?』

「そこ、こだわるところかい?」

『どんな事も手を抜かない、それが僕さ☆』


いや、この前報告書面倒だからって
[弱かったです。]しか書いてない時あっただろう
手抜き中の手抜きじゃないか

そんなことを思いながら呪霊(ボール)をAに投げる。


『まあ、でも仲間がいるのは嬉しいねぇ
なんか困った時は相談し合おうな』

「そう...だね」


そう言葉を投げかけるように、Aは呪霊(ボール)
こちらに投げる


『あっ、そうだ』

「?」

『ちょっ...と怒らないでね?』

「何を?...って、はぁ!?」


その瞬間、Aは黒い玉を自分の口に
近づけていた。

それだけで、彼女が今何をしようとしているのか
予想できた。というよりもう分かりきっていた


「ちょ!何を_『あー...ん』嘘だろ」


Aは


『っんぐぅ!?』


呪霊を


『っは、!っかはッ!あぐッ...あ!』


食べた。


「何をしているんだ!いくら似たような呪術とは言え
そんな事をするなんて馬鹿にも程があるぞ!」


Aは優しい。

合同任務の時は、他の術師に合わせて戦い方を
変えてやってると聞く。実際、悟も
「俺が祓う時、何気なく周りの被害を最小限に
しながら一般人を常に気にかけてる」と言っていた。

でも、流石にそこまでする事はないじゃないか
なんでこんな事を?

もしかして、単純に呪力が欲しかったのか?


『ッハハ、すっげぇ間抜けヅラ』

「!」


そういうとAは手をこちらに伸ばして
私に触れた。


『大丈夫、テメェの辛い部分を貰ってやるだけだ』


そして、触れた部分からさっきの呪霊の力が
自分の体の中に流れてくるのがわかった。

_辛くない、あんな味もしない。寧ろ、心地いい_


『アタシの術式は呪力等を自由自在に操れる。
今のはソレを利用して、取り込んだ呪霊の力を
アンタに流し込んだだけさ』


でも、それはAがあの地獄の味を
体験していることになる


「なんで…そんな事を」

『そりゃあ_





.





.





上司として、同級生として、共に戦う仲間として
支えてやるのは当然だろ?』


もしかしたら、この時から既に





.




私は救われていた(彼女は苦しんでいた)のかもしれない









どくん



______________


やっと闇要素出せた(´;ω;`)

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あまね(プロフ) - まちまさ (9月2日 21時) (レス) @page41 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ニコッ - 更新待ってます! (2022年11月25日 18時) (レス) id: 737905262a (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - また更新してほしいです、なめこ味噌さんのほうに余裕が出来たら更新してくれると嬉しいです! (2022年9月14日 17時) (レス) @page41 id: 461ad7fd23 (このIDを非表示/違反報告)
海峡(かいき)由樹(ゆき)、(偽名) - 更新待ってます (2022年7月27日 21時) (レス) @page41 id: 42c75897ce (このIDを非表示/違反報告)
Hazuki(プロフ) - 凄く面白いです!出来れば更新して欲しいです! (2022年4月19日 21時) (レス) id: f2ff79b9cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なめこ味噌 | 作成日時:2021年9月14日 8時

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