ほくとをちょっと長く愛でる１ (ページ12)

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お仕置き12 ページ12

「今は優しいのに…さっきのみんな…いじわるだった。…グスン…」

なんかさっきのこと色々思い出してきて、悔しいやら、悲しいやらで涙が滲んできた。

きょも「北斗、さっきは北斗に意地悪したんじゃないんだよ？俺らは北斗がね、凄く大事だからしたんだよ？」

「ほんと…？俺が大事なの？」

きょも「本当だよ、すごく大切なの。でもちょっと痛くしちゃったりしたのはごめんね」

京本の目が真剣だ。

きょも「北斗、聞いてくれる？
北斗は自覚はないかもしれないけど、北斗は、すごく魅力的で、色気もね、歳と共に増してきてる。
でもね、北斗の魅力に惹きつけられる人は、いい人ばかりじゃないから、俺たちはいつも心配なの。
北斗はクールなようで実は人懐っこいから…。
俺たち…北斗が好きだから、北斗が誰かに傷つけられたり、北斗が奪われたら堪らないんだ。
北斗を守りたいし、北斗を誰にも取られたくないんだ。
だから、今日は俺たちの印を付けたんだ。
北斗？…意味わかる？」

「うん、なんとなく…分かった…。
でも、もうしないで？恥ずかしかったし…ちょっと痛かったし…」

樹「…北斗、分かってねーな(苦笑)」

きょも「北斗？俺たちが北斗が好きだってのは分かってね？」

「わ、分かった…」

好きって言われて、なんか顔が赤くなっちゃう。

きょも「あと北斗には、必ず守ってもらいたい約束事がある」

「なーに？」

きょも「今後は、俺たちメンバー以外にホイホイ付いて行かないこと。愛想振りまかないこと。守れなかったら、また俺たちの印をつけるよ？いい？」

京本がさっきより怖い顔で、絶対に約束守れって、綺麗な顔の京本が怖い顔すると迫力がありすぎて…怖いよ…。

「わ、分かったよ…！」

きょも「絶対だよ？北斗、約束破ったら、痛くするし…また恥ずかしいこともするからね？」

「う、うん、分かった！」

ジェ「うわっ…大我、やっぱＳだわ…ほくちゃん、びびってるし」

「京本…分かったから、俺…約束守るから、だから…怖い顔しないで？」

きょも「いい子、北斗。俺は怖くないよ？北斗には誰よりも優しいくしてるつもりだよ」

京本はそう言って綺麗に笑ってくれて。

それは俺の大好きな綺麗で魅力溢れる京本の笑顔で、俺だけにその笑顔を俺に向けてくれてる。

もしかしたら、今の京本なら、俺のお願い事を聞いてくれるかもしれない。