君が安心できればいいのだが。 ページ3
俺はLINEを見ながら、早くこの返信内容を北斗に見せたいと思った。
北斗、俺たち、みんなから祝福されてるよ。
みんなが俺たちの『番』契約を認めてくれてる。
だからね、安心して欲しい。
正直、俺は誰にも認められなくても、北斗を『番』にする事に躊躇いは無かった。
だけど、北斗の事を考えたら…手を尽くし、心を尽くし、みんなに祝福される『番』契約を結びたかった。
αに擬態できるΩとしていつも不安定で不安を抱えていた北斗。
もしかしたらこれからも不安は沢山出てくるだろう。
でも、今の北斗は俺の『番』となり、成人Ωなら当たり前の『番持ち』になった。
北斗のアイデンティティが、ちゃんと安定し確立できればいいのだけど。
北斗…俺はね、
もっとちゃんと北斗との絆を確かなものにしたいって思ってる。
その時、北斗は…受け入れてくれるかな…。
北斗が目覚めてからLINEの返信を見せた。
北斗はみんなからの返事に凄く喜んでいた。
滝沢くんからのLINEの内容通り、俺はマネージャーからさっそく仕事の連絡が入った。
北斗は滝沢くんの優しさで、あと数日はお休みだとの事だった。
「明日、本当に一人で病院行ける？」
「大丈夫だって、京本は本当に心配性だよね」
「…タクシー使ってよね？無理しないこと！あと、何かあればすぐに連絡して！それと…」
「はいはい、分かりました。京本ってこんなに心配性だったっけ？」
北斗が苦笑いしてるけどさ、やっぱり心配なんだ。
俺は笑ってる北斗をギューっと抱きしめなからベッドにダイブした。
「大切な『番』を心配しちゃ悪い？」
「…ん…悪くないよ…心配してくれてありがとね、京本」
くそ〜！
照れながら、なんて可愛いらしい顔で俺を見上げるのよ！
北斗を隅々まで食べてしまいたい…！…可愛いぎる！
でも…今夜は無理はさせられない。
やっと辿々しくだけど歩けるようになったんだ。
だから大我、我慢、ガマンだ…。
「ほら、北斗、寝ようか…明日はお互い早起きしないとだし」
「うん…そーだね、おやすみ、京本」
「おやすみ、北斗」
腕の中の北斗を抱き直し、腕枕をする。
そして、北斗の額に一つキスを落とすと2人で幸せな夢に入るため目を閉じたのだった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1471人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おゆまる(プロフ) - 栢木 紡麥さん» 更新のたびに初めの方から読み返していただいていたなんて感激です！番外編も楽しんでいただけたら幸いです😊 (2022年10月7日 12時) (
レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - みみこはさん» ありがとうございます！番外編の2人にも癒されていただければ嬉しいです😊 (2022年10月7日 12時) (レス) @page21 id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
栢木 紡麥(プロフ) - 完結おめでとうございます！大好きな作品で話が追加される度に初めの方から見返していたので悲しい気持ちもありますが、番外編の方も楽しみにしています (2022年10月6日 23時) (レス) @page20 id: bb37474c14 (このIDを非表示/違反報告)
みみこは - 本編完結おめでとうございます！いつも2人に癒されておりました😊番外編も楽しみにしています！ (2022年10月5日 22時) (レス) @page19 id: 36f66a6694 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - Mizukiさん» 更新、楽しみにして頂いていたんですね！ありがとうございます😊番外編も楽しみにお待ちくださいませね。 (2022年10月4日 17時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おゆまる
| 作成日時：2022年6月12日 11時
