あなたの部屋に行ってもいいですか？ ページ12
それから京本が仕事が始まる時間に到着するまでの間は、みんなから京本とのラブラブ(？)話を質問されて…。
俺もなんだかうまく答えれなくて…なんかすごい恥ずかしい時間を過ごした。
「みんなお待たせ〜、時間ギリギリになっちゃった〜！…って北斗…真っ赤な顔してどうした？熱あるのか？」
「京本、だ、だ、大丈夫だから…な、なんでもないよ！！」
京本が控室に入って来ると同時に、みんなに冷やかされて赤面していた顔を見られた。
京本はそんな俺のそばに寄ってきて、俺の額に手を当てたり顔を心配気に覗き込んできた。
なんか、2人きりの時は近い距離でも当たり前だし、むしろそばに居たいけど…、
みんなの前では、やっぱり…は、恥ずかしい…！
京本は恥ずかしがる俺を全く気にした様子はなく、仕事が始まってからも俺を心配してべったりとくっ付いて離れなかった。
そんな俺達をみんなは生暖かい眼差しで…見守ってくれていたのは知らないフリをしよう…(赤面)
そしてーーーヒート後の初仕事で不安だったけど、メンバーの協力もあってスムーズに終わった。
ホッと一安心していたところで樹に声を掛けられた。
樹「きょもと北斗は一緒に帰るんだろ？俺たち飲んで帰るから先に帰るな、またな！」
樹が慎太郎、高地、ジェシーを連れて仕事が終わってからあっという間に控室を出て行った。
…あ…なんかみんなに気を遣わせちゃったかな…？
でも、今日だけはみんなの気遣いをありがたく受け止めて、京本と2人で帰宅したいなって思った。
京本の匂いがいっぱいするあの部屋に行きたい。
「北斗、帰ろっか」
「う、うん、あのね、京本…」
「どうした？」
「うん…今日も京本の家に行っていい？俺…自分の部屋に1人だと、なんか不あ…」
全部言う前に、攫うように京本に抱き締められた。
「バカだなぁ。なに遠慮してんの？俺たち『番』だよ？北斗を1人になんかしないよ…今日も俺んちに来なさい」
「…うん」
抱きしめてくれてる京本の胸は温かくて…幸せの匂いがした。
「でも…今日はマンションに帰る前に、ちょっとだけ付き合って欲しい場所があるんだけどいいかな？」
京本は耳元で囁くように告げた。
「う、うん…いいけど…」
なんだろう…？
そっと京本の顔を見上げたらなんか目尻が赤くなってる…ん？照れてる…？
なんだかよく分からないけど…俺は京本が行きたいと言う場所に一緒に付いて行くことにしたのだった。
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おゆまる(プロフ) - 栢木 紡麥さん» 更新のたびに初めの方から読み返していただいていたなんて感激です！番外編も楽しんでいただけたら幸いです😊 (2022年10月7日 12時) (
レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - みみこはさん» ありがとうございます！番外編の2人にも癒されていただければ嬉しいです😊 (2022年10月7日 12時) (レス) @page21 id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
栢木 紡麥(プロフ) - 完結おめでとうございます！大好きな作品で話が追加される度に初めの方から見返していたので悲しい気持ちもありますが、番外編の方も楽しみにしています (2022年10月6日 23時) (レス) @page20 id: bb37474c14 (このIDを非表示/違反報告)
みみこは - 本編完結おめでとうございます！いつも2人に癒されておりました😊番外編も楽しみにしています！ (2022年10月5日 22時) (レス) @page19 id: 36f66a6694 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - Mizukiさん» 更新、楽しみにして頂いていたんですね！ありがとうございます😊番外編も楽しみにお待ちくださいませね。 (2022年10月4日 17時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆまる
| 作成日時：2022年6月12日 11時
