緑の国バージョン�察禅�方で良かった〜 ページ26
な、なんと、北斗姫の目の前には、慎がいたのだった！
でもいま目の前にいる人は眼帯をしていない。
では、やはり慎太郎王子なの？
「慎、さま…？慎太郎王子…？」
「あはは、ごめんね、北斗姫。実はどっちも俺なんだ。俺さ、君が城に来るのが待ちきれなくて…迎えに行ったんだ。ただ王子の身分のままだと身動き取れないから『騎士の慎』として」
北斗姫は慎太郎王子の話を聞き、ビックリしながらもホッとして…涙が思わず出てきてしまった。
「えっ…！あ、な、泣かないで…なんで、泣いちゃうの？！」
「もう…私…慎様と慎太郎王子が同じ人物で…ホッとしました…私、私…」
慎太郎王子は涙が止まらない北斗姫を抱きしめた。
「大丈夫、泣かないで？可愛い顔が台無しだよ？もしかして…北斗姫は『騎士の慎』を好きになってた？」
北斗姫はコクンと頷いた。
「そっかー。なんか嬉しいなぁ…。『騎士の慎』の時の方が素の自分なんだ。だから北斗姫が『騎士の慎』を好きになってくれて凄く嬉しい…」
慎太郎王子は少し照れながらも北斗姫の頬に誓いのキスをした。
「遠い緑の国まで来てくれてありがとう…北斗姫、絶対に幸せにするね」
そう言って太陽の様に笑う慎太郎王子の笑顔は、北斗姫が惹かれた慎の笑顔と同じだった。
その後…
慎太郎王子と北斗姫は無事に初夜の儀式も済ませ、若い2人は国の民から見てもとても仲の良い夫婦となった。
2人はたまにお忍びで身分を隠し、夫婦で町や村に行くそうだが、いつも途中でバレてしまう。何故なら必ず妻の方の髪に白い花が飾ってあり、夫はそれを愛おしそうに見つめている姿があるから。
それが皇太子夫婦だと国民は皆知っているのだ。
2人の間には2人の姫が生まれ、王位を継ぎ、年老いた後も仲良く寄り添いあう姿は変わらなかった。
慎太郎王は出会った時に見つけた白い花を生涯、北斗妃に贈り続けたそうだ。
おしまい
※しんちゃんに愛されてほくちゃん幸せ(^^)
緑の国のお話、書いてて凄く楽しかったです。
白い花は、スズランかガーベラで妄想しました。
次はいよいよ最後になる、大我王子の桃の国の話です(o^^o)
また気長にお付き合い頂けたら幸いです。
桃の国バージョン１〜一夫多妻の国へ〜→←緑の国バージョン�此膳觝Ъ亜�
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 493人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おゆまる(プロフ) - 950618さん» コメントありがとうございます(^-^)私も「桃の国」バージョンを早く書きたいなと思いながら最後にとっておきました(o^^o)大我王子の後宮に入る北斗姫をお楽しみにしていてくださいね！ (2020年8月11日 22時) (
レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
950618(プロフ) - 桃の国バージョン待ってました！北斗姫どうなるのか楽しみです！ (2020年8月11日 12時) (レス) id: deccfec011 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - やんちゃるもんちゃさん» コメントありがとうございます。虜になったなんて言って頂いて…！ありがとうございます！これからもお付き合いいただければ嬉しいです(o^^o) (2020年7月5日 20時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
やんちゃるもんちゃ(プロフ) - BLに興味のなかった私が一夜にして虜に…おゆまるさん恐るべし (2020年7月5日 13時) (レス) id: 3f51932bf1 (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます！私の書くきょもほくを好きになっていただき嬉しいです(o^^o)更新、不定期になりますが頑張ります！ (2020年5月22日 20時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おゆまる
| 作成日時：2020年5月19日 17時
