閑話：『匂い付け』は恥ずかしいの�� ページ27
樹「確かに…俺だってαの端くれだから分かるよ。北斗は多分、特別だよ。選ばれしΩだよな…」
やっぱり樹も分かってる。
だからこそ、俺以外のメンバーのみんなは北斗と一緒になる時は必ず抑制剤を飲んでくれていた。
「そうなんだよ、だから…心配なんだ。北斗を誰かに奪われやしないかってね…」
ため息しか出ない俺の肩をポンポンと樹は労るように叩いた。
樹「まあ、な。でも『匂い付け』ほどほどにな…このままだと誰も北斗に近寄れなくなる。北斗を外に出してやる為に『匂い付け』してるんだろ？やり過ぎると逆に北斗の仕事に支障をきたすぞ？」
「…うん…そうだよね」
というやりとりを樹と昨日してきたばかりだった。
「北斗、そんなに自分を責めなくて大丈夫だから。…ねぇ、そのまましゃがんだままだと仕事遅れるよ？いいの？」
「だ、ダメ…！」
「それなら、ほら早く『匂い付け』しよ？」
しゃがんだまま俺の事を見上げる北斗。
そんなウルウルの瞳で見てもダメだよ？
北斗を抱き上げるように立たせる。
「京本…」
「大丈夫、『匂い付け』で北斗が気持ちいいって思うのは普通のことだから」
「普通…なの？」
「普通だよ。番になるαに『匂い付け』してもらって気持ち良くなるのは当たり前だから。ヒートではない時にもそのαのこと受け入れてるって証拠だし。むしろ気持ちよくなってもらわないと…俺を拒否してるのかなって思っちゃうよ？」
「お、俺、京本を拒否なんかしてない…！」
「でしょ？だから、普通なの。北斗の反応は。だから…気にしないで俺の『匂い付け』に気持ちよくなって？」
「うん…でも、でも、恥ずかしいんだ…たまらなく恥ずかしいの…」
可哀想なくらい真っ赤な顔してる。
「仕方ないな…じゃあ、少し『匂い付け』を弱めようか」
「へ…？そんな事できるの？」
「でも、その代わりに…これを付けて？」
俺はズボンのポケットに入れていたネックレスを北斗の首に付けた。
銀色に光る一見シンプルなネックレス。
だけどそれは特別に作ったネックレスだった。
北斗のΩフェロモンを抑える作用と、俺の威嚇フェロモンを乗せたネックレスを俺は用意してきたのだ。
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おゆまる(プロフ) - maru05032さん» 早々に読んでいただき、またコメントもありがとうございます、嬉しいです😊5ではいよいよ2人が本当の意味で結ばれる予定です💕また5でもよろしくお願いします🙇♀️ (2021年12月30日 21時) (
レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
maru05032(プロフ) - 更新待ってましたー！！！次の5で終わっちゃう予定なんですね、、本当に好きなお話なので寂しいですが、5も楽しみにしています(^ ^) (2021年12月30日 13時) (レス) @page50 id: 5ecd009b2a (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - まりもさん» いつもコメントありがとうございます😊嬉しいです！更新お待たせしちゃいました💦 (2021年12月12日 8時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - おゆまるさん 更新ありがとうございます😭 (2021年12月11日 23時) (レス) id: 658fdbcf2b (このIDを非表示/違反報告)
おゆまる(プロフ) - まりもさん» またまた更新して直ぐにコメントありがとうございます😊 沢山泣いたhkちゃんですが、きっともっと幸せになるのでまだあと少しお付き合いくださいませ🙇♀️ (2021年10月27日 6時) (レス) id: fbd0396cf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆまる
| 作成日時：2020年11月24日 21時
