青い彼岸花？んなもん食った（（

むっちゃ進化したなぁ私 ページ12

起きてすぐ目に入ったのは、和風な天井。


布団だ。寝かされていたのか。


ちらり、と辺りを見回すが誰もいない。よかった。青い彼岸花食べた今、鬼の皆さんに会うのはきつい。


・・・あ、そうだ。私青い彼岸花食べたんだ。


『・・・あれ？ヤバくね？』


待て待て。私は青い彼岸花を取れないのはこれしかないと思って衝動的に食べちゃったけど、そしたら私鬼、それも無惨と同じ主祖様になるんじゃ・・・


『ちょっと鏡、・・・ん？』


起き上がり気付く。懐かしいサイズだ。赤ん坊のように立ち上がりにくくない、前世と同じという既視感。


『大きくなってる・・・』


そう、体が大きくなっているのだ。身長は前世と同じく160ｃｍ程になっており、呂律も回る。


『成長したの？んでも累くんみたいに子供の鬼もいるのに、何でだろー・・・』


青い彼岸花の影響、と考えるのが妥協なのかな？


他にも変わったところはないかと、無性におしゃれな鏡台の鏡を覗き込んだ。


『おぉっ・・・』


私とも思えないほど綺麗な女性がそこにいた。すっかり成人してるようなのに、どこか幼くやんちゃで強気な少女のような、あどけない雰囲気で、人間の時は短かった、炭治郎と同じ赤髪は腰まで伸びきっていていた。そして、


『この色はなんなんだろう・・・』


じっ、と己の瞳を見つめ合う。その瞳は、人間のころの赤い瞳を微塵も感じさせないほど真っ青だった。


そしてよく見ると、髪も数本メッシュのように青色に染まっている。


『これは、確定っていいほど青い彼岸花のせいだろ・・・』


青い彼岸花よ。お前は私を美少女にしたいのか。赤目ロリは嫌いだったか。


『・・・そーいえば、この着物誰が着せてくれたんだろ・・・』


私は今、古いボロボロの服ではなく、赤い上質な着物を着ている。私がこんな突然大きくなったんだから着ていた服が入んなくなるのは当然だし、誰かが着さしてくれたんだろう。


・・・だが事故だったとはいえ、前世でも彼氏いない歴＝年齢の処女の私の裸体を見たとなると許せんな。私を着替えさせたのが男の鬼だったら・・・例え無惨様でも一発殴る。絶対。


てか、青い彼岸花を食った私を裸にしないでくれただけで、十分優しいし嬉しいな。というか私食われなかったんだな。パワハラワカメって言っちゃったのに・・・やっぱ優しいのか無惨様。


『・・・んで、ここからどうしようかなー』


逃げる？いやでも無理じゃね？


・・・。


『寝るか』((

無惨様と猗窩座は童磨嫌い同盟組んでそうだよね。→←今回はパワハラワカメサイドだぞっ！（（

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