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『真太郎も、涼太も初めからすごい強かったわけじゃないよ。』
黒子「"キセキの世代"と呼ばれる彼らも1.2年生の頃は周囲より少し優れた選手、その程度でした。」
ただ青峰が1番早く、そして突然に開花した。
中学の試合。その日、青峰はいつもと少し、いや、別人のようにプレーが変化した。
ダブルクラッチ、ダンク、タイミングをおくらせたレイアップ、色々な技を使ってそれぞれの試合の半分以上の点数を青峰が奪った。青峰のいつもを知らない人からすればこの日青峰が絶好調だった。それだけに見えただろう。けれどいつも青峰と一緒にプレーした者、見てきた者は急激に別人のようになった青峰に動揺した。
そう思わせた、本人すらも。
青峰「ほらよ」
学校から帰る道のりにある小さなコンビニ。そこでキセキの世代達はアイスを買って話しながらゆっくりと帰るのがいつもとなっていた。この日は青峰と黒子、Aしかおらず、3人同じアイスを買って家へと向かう。
『ねー大輝、最近ちょっと練習休みがちじゃない?もしかしてサボりー?』
冗談のつもりで、Aはそう言った。はぁ?とか、んなわけねーだろ!と、返ってくると思っていた。
青峰「あー、いんだよ。練習したら上手くなっちまうだろ?」
『へ?』
想像とは真逆。どこか光のない目に黒子もAも目を見開いた。
青峰「頑張ったら頑張った分だけ、バスケがつまんなくなってくんだよ。」
「それにきっと、俺が欲しいもんはもう……」
場所は変わって緑間と黄瀬の帰り道。
黄瀬「最近、青峰っちやばくないッスか?!」
あんなんだとバスケ楽しくてしょーがないっスよ!きっと!なんて羨ましそうに語る黄瀬とは反対に緑間は険しい顔をしていた。
緑間「……むしろ逆な気がするのだよ。」
黄瀬「は?なんでッスか?」
緑間「今までもアイツは強かった。…が、周りと比べて頭1つ程度の話だ。だが今のアイツは強すぎる。ライバルどころか、逆に周りと差が開いてしまったのだよ。圧倒的に。」
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S(プロフ) - 最近黒子のバスケ見初めたんですけど、この小説めっちゃ好きで!本編と一緒に見てます!続き待ってます!気が向いたら更新してください🙇🏻♀️🙇🏻♀️ (9月14日 17時) (レス) @page42 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
優雨-ゆうあめ-(プロフ) - 零さん» コメント、ありがとうございます!そうですね、もちろんこの作品もゆっくりですけど更新していく予定です。(心の中では)ですが私自身これから受験に入っていくので、もう少しだけ、待っていてくれるととても嬉しいです。これからもよろしくお願いします! (2023年3月22日 16時) (レス) id: d60abc6b35 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 他の作品の更新も嬉しいですが、この作品完結までやって欲しいです!とりあえず、赤司が好きなのでウィンターカップまでやって欲しいです😁更新楽しみにしてます! (2023年3月22日 15時) (レス) @page42 id: 3b18e7e712 (このIDを非表示/違反報告)
優雨-ゆうあめ-(プロフ) - アオバさん» コメントありがとうございます!分かりますいいですよね黒バス!今ちょっと迷走中なのでもう少し待っていていただけると幸いです。いつも読んで頂き、ありがとうございます! (2022年10月6日 7時) (レス) id: 12d19b95d0 (このIDを非表示/違反報告)
アオバ(プロフ) - 黒子のバスケ大好きなので、めっちゃ楽しいです!!無理をしないようにしてください…!更新待ってます! (2022年10月6日 1時) (レス) @page42 id: 106335cad0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優雨-ゆうあめ- | 作成日時:2022年6月2日 20時