73period ページ28
−火神side−
集中力を切らすな。切らしたら終わりだ！！
負けるか、絶対！もっと...もっとだ！
俺が止められなかった緑間のシュートがネットを揺らす。27対48。このままじゃ...。
オフェンス。俺にパスは来ない。代わりに先輩が決めた。こっからだ。こっから俺があいつを止める！！
緑間にパスが来る。その瞬間、俺はジャンプするために膝に力を入れる。
＿＿＿＿＿＿＿
黒子「勝ちたいとは考えます。けど、勝てるかどうかは考えたことないです。」
＿＿＿＿＿＿＿
黒子(おまえ)は最後まで決して諦めない。けど全力を尽くして、それでもダメなら負けを認めるってことだろ？！勝ち目がないような強敵とやるのはワクワクする。けど、それでも最後は勝ってなきゃ気がすまねーんだよ！！
勝たなきゃなんの意味もねぇよ！！！
緑間がシュートを打つ。お前はまだ、俺がそのボールの届かねぇって思ってんだろ？！舐めんな！！
放ったボールに指先が当たる。クソッまだ足んねぇか。もっと、もっと...！！
ボールは高いループをつくり、リングへ向かう。俺の指が当たったことで少し右にずれ、リングがガッと音をたてる。ただそのボールはリングにぎりぎり入ってしまった。
緑間「お前、星座は？」
あ？星座？
『獅子座だよ』
緑間「...まったく、本当によく当たる占いなのだよ。」
あ？占い？んだよそれ。俺はただお前をぶちのめして勝つだけだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿
《狸の信楽焼を持てば向かうとこ敵なし！...ただし獅子座の方とだけは相性最悪！出会ったら要注意...》
＿＿＿＿＿＿＿＿
時は遡り、黄瀬との練習試合が終わって少し時間が立った頃。
ガンっと音を立て、俺の打ったシュートは外れた。クソッ。これで何本目だ？
俺は一年でこんなに弱くなってたのかよ...！！
黄瀬との闘い、試合は確かに勝った。けどそれは黒子がいたからだ。
俺一人じゃ勝てなかった。それでも試合に勝てるならいい。
...けどもし、黒子がいなかったら？
もしこの先黒子が通用しない時が来たら、負けるのか...？
...嫌だ！！負けるのなんてまっぴらだ！
黒子や先輩達に頼ってるだけじゃダメだ。強くなってやる。誰かに頼らなくても勝てるように！
俺一人でも勝てるくらいに...！！
その日から俺は努力を重ねた。どれだけ走ってもどれだけシュートを打っても足りない気がした。そんな俺を心配している目にも気づかずに...。
『...。』
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優雨-ゆうあめ-(プロフ) - 腐腐腐さん» 腐腐腐さん！運命感じていただきありがとうございます！！(？)笑これからも頑張ります！！！ (2022年5月4日 18時) (
レス) id: 12d19b95d0 (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐 - めっさ好きです！この作品に運命(？)を感じました笑続き楽しみに待ってます！ (2022年5月4日 18時) (レス) @page7 id: c7cac8184e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優雨-ゆうあめ- | 作成日時：2022年5月1日 14時
