転生少女のバレーの世界奮闘生活【ハイキュー】

41☆* ページ42

お星様が黄色に…！！皆さんハートも評価もお気に入りも何から何までありがとうございます！！これからもよろしくおねしゃす！！！！！


.



練習試合当日。あたしはいつものように庵ちゃん特製ドリンクを作り、くにみんにタオルを持ってもらい、色々手伝ってもらいながらも準備を終えた。


そして、試合は始まった。




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿


ピピーッ

「「ありがとうございました！」」



試合終了、そしてそれと同時に確信したことが一つ。



今日だ、及川しゃんが岩ちゃんのおかげで目を覚ますのは。




焦りとオーバーワークからの疲れ、それが積み重なった結果及川しゃんとスパイカー達の間でありえないほどのコンビミスが起こった。もちろん及川しゃんのミス。最終的には一セット取られてしまう事態。流石に監督も思うことがあったようで、及川しゃんをベンチに下げた。その代わりに出てきたのは、飛雄だった。



『及川さん、ドリンク。』
「……。」
『及川さん？』
「あっ、ごめん、ありがとう。」



あたしの手から受け取ったドリンクを及川しゃんは飲むこと無く手に持ったまま、もう片方の手を自身の膝の上で握りしめて下を向いていた。そこに、笑顔なんてものはなく、ただただ悔しさと焦りに染まっていた。




「及川さん、今日なんかおかしかったね。」
「調子が悪かったんじゃねーの？」



あたし、くにみん、金ちゃんの並びで、横三列になって校庭を歩く。そこに、飛雄の姿はない。



「庵、今日はどうすんの？」
『……。』
「庵？」
『あっ！うん、今日も残るわ。マネージャーにはやることがいっぱいですから。』
「そこでドヤらなくてもいいでしょ。」



原作にあったことであるのと、なにより及川しゃんの精神状態が大丈夫か不安で返事すらも遅れてしまった。あんなクズでも(失礼)いいところはたくさんあって、信頼できるキャプテン。全く、ほんとにマネージャーはやることがいっぱいだ。



「手伝おうか？」
『その気持ちはありがたいんだけど今日は簡単なものだけだし、あたしだけでできるよ、ありがと。』



金ちゃんのご厚意を断り、2人と分かれていつものように誰もいない部室へと向かった。原作を知っていてその後の未来を知っているあたしはとりあえずいつもどおり過ごそうと思った。

42☆*→←40☆*

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す