転生少女のバレーの世界奮闘生活Part2【ハイキュー】

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「あ！いた西谷！てめぇちょこまかとどっか行きやがって…ってめっちゃ美人…！！おま、お前！！知り合いなのか？！知り合いなんだな？！」
「おう！幼馴染！」
「幼馴染……」



突然現れた夕を探していたであろう男の子。何やらワナワナと震えているが夕と同じジャージを着ているあたり千鳥山の部員だろう。そして絶対この人は面白い人だ。あたしのサイ●エフェクトがそう言ってる。(確信)





「う、」
「『？』」
「羨ましいな！！紹介しやがれ！！！」
「嫌だ！！！」
「即答！！！さてはお前幼馴染兼これってか。なんだそれ！！少女漫画あるあるの道辿ってんじゃねぇよ！！！」

『しょ、少女漫画…w』
「び、美人さんが笑った！！！」




可愛い…可愛い！！！と悶え始めたその男の子。ほら言っただろ？面白いって。





「は、初めまして！俺は「俺呼びに来てくれたんだろ？早く行こーぜ！」えっ、は？！ちょ、ちょっと待て！せめて名前だけでm「またな！俺の試合見とけよ！！」おい！俺に話させろ！！」

『おーう、それは任せといて欲しいけどせめて話させてあげたらーって聞こえないか。』




嵐のように(強制的に)去っていった夕と面白い男の子に手を振って、あたしも皆の元へ足を運ぶ。ちょっとあの男子話してみたかった…。夕、少しだけ話させてくれたっていいのに…。


この大会は、2日間かけて開催される。一日目に勝ち上がれば2試合あり、その2試合目も勝てば2日目の準決勝、決勝へと残ることが出来る。あたし達は今の時点で既に2試合勝ち上がっていて、明日の試合に繋がっていた。


一方夕はというと、次の試合で勝てば明日に繋がる。次の試合は多分夕達は勝ち上がってくるだろう。特に心配はしていない。問題は明日の1回戦目である。夕の1回戦目の相手は、あたしたちの因縁の相手、白鳥沢なのだ。


あたし達の全国への道を考えると、ここで白鳥沢が消えてくれるのならラッキー以外の何物でもない。けれどあたし達北一の目標は白鳥沢を倒して(・・・・・・・)全国に行くこと。自分達が倒せずに勝手にいなくなってもらっても困る。





『(……けど夕達が負けて欲しいって訳じゃないんだよなー！！！)』





色々違うことを考えていたせいで迷子になって皆の元へ着いた頃にはもう一試合終わってしまっていたのは、また別のお話。








「お前どこいたんだよ。」
『いや、ちょっと荷物重たそうに持ってるおばあちゃんが…』
「嘘だな。絶対迷子だ。」
『(心外)(図星)』

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