244 ( side Hidaka. ) ページ17
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『本当はドクターストップ、と言いたいところですが、固定すればなんとかなるとは思います。無理は禁物ですけどね、』
真っ白いベッド、
意識があるからだろうか、
なんだか気慣れない雰囲気のまま、
マネージャー、直也くん、スタッフさん、
そして、病院の先生が、話しているのを横目で見ていた。
軽いむち打ちにもなっていたが、
思ったほどでもなくて、
落ちた時の体制が良かったみたいで、
本当に不幸中の幸いです、と何度も先生は言っていた。
ぐるん、と一気に俺に目線が来る。
日「な、なに。」
『出ない、って気持ちはないですよね。』
日「ない、けど。」
『…ていうことなんで、とりあえずこのまま、』
直也くんは、呆れたように笑って椅子に座りなおした。
そこからは先生と、マネージャーとスタッフさんが話して連絡を取りながら
今後のことを話してるみたいで、
それを後ろ手に、直也くんが口を開いた。
浦「不幸中の幸いだって。運がいいね。」
日「日頃の行いがいいせい？」
浦「馬鹿か、慎めよ。」
日「はーい、…ところでAは？」
浦「隣の部屋にいる。向こうで意識戻ったみたいなんだけど、今はまたぷっつり。でも、肘裏に擦り傷だけだって。日高のおかげ、なかちゃんが泣きながら頭下げてた。」
日「よかった、」
浦「よくねーわ。ったく、」
日「わるいね、直也くん。心配かけて。」
浦「本当だよ、寿命縮んだ。」
はーあ、と大きなため息をついてる直也くん。
Aも大きな怪我もなく、今日中に戻れるらしい。
検査とかの手続きとかあるから、とマネージャーとスタッフさんはは病室を後にして、
部屋には俺と直也くんだけになった。
浦「後から多分聞くと思うから、日高には話しとくけど、宇野は大丈夫。ボロッボロに泣いてたから明日目が腫れそうだけどね、」
日「あー、宇野はトラウマにならねぇといいけど、」
浦「大丈夫、強いし。ただちょっと心配なのは、真司郎。」
日「は？真司郎、なんかあったの。」
浦「お前らがトロッコから落ちるの、見ちゃって、キャパオーバー、過呼吸になってにっしーが見てる。気が動転しちゃって、」
落ちる瞬間、聞こえたあの声は、
真司郎のものだったんだ。
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ゆう - 読んでてメンバーがこんな事言いそうとか共感して時間忘れて読んじゃいました！ これからも頑張って下さい！ (2020年1月19日 22時) (
レス) id: 740b20218b (このIDを非表示/違反報告)
ささみ - 更新お待ちしておりましたよ！気軽に描いてくださいね (2019年6月2日 22時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ななさん» ありがとうございます(*´∀｀)今後もよろしくお願いします！ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ＥＹさん» いつもありがとうございます(｀▽´)これからもよろしくお願いしますっ＊ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - まやさん» コメントありがとうございます(*´∀｀)更新ゆっくりで申し訳ないです、これからもよろしくお願いします！ (2019年5月8日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2019年2月18日 19時
