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アニバーサリーライブを控えた前に
今日は富士急でのライブのリハーサル。

正直アニバーサリーライブと、富士急のライブを控えたここ最近は
どっちがどっちのリハーサルをしてるのかも
わからなくなりそうで、


みんなの疲れのピークも伺える中、
衣装スタッフさんがみんなのテンションを上げる声がかかる。



『みなさん、最終の衣装確認お願いします！』




富士急のライブで着る衣装の最終確認だ。





女子の控え室に戻ると、
ハンガーラックに個人別に並べられてる衣装を見て
やっぱテンションがあがる。


1着目から袖を通して、
感覚を確かめていると
ひらひらと舞う裾にうつつを抜かしていた。


「やっぱ1着目本当に可愛い、」

宇「可愛いね〜、久しぶりにこんなの着るかも。」

千「女子だけなのかな、こんなみんな違うの。」

「うーん、多分…？男子の方見てないからなぁ、スケッチでしか見てないもん。」

千「写真送ってみる？」

「あ！真ちゃんに送る！なかちゃん撮って！」




1着目の写真をマネージャーにとってもらって、
その写真を真司郎に送るとすぐに既読になる。


が、珍しく返信はない。




宇「来ないね？」

「つまーんないの〜」

千「もしかしたら撮ってくれてるんじゃない？」

「えー、真司郎がそんなこと…あ、」



通知音がして、タップすれば
写真が数枚送られてくる。



真司郎からだ。





「待って、ブレてるなんもわからない(笑)」

宇「やっぱみんな同じようだからわからないんじゃないこれ(笑)」

千「あ、でもこれ秀ちゃんだ、黒髪！」」



送られてきたのは、被写体のみんなが動いてて全く何が写ってるのか
わからない写真が数枚。



なんとも騒がしそうな控え室を想像できる写真に、
ちあちゃんも実彩子ちゃんも笑っていた。



「後でちゃんと送ってもらおう、」

千「王子様衣装のみんなかぁ」

「ふふ、かっこいいだろうね」

宇「誰がかなぁ？」

「……みんなです！」

宇「あはは、はいはい(笑)」



スケッチで確認した時に見た衣装。
青い燕尾型の衣装に、
王子様っぽいなぁ、と着た姿を想像してしまったのは内緒である。



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