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久しぶりの真司郎の運転を横で見ながら、
なかちゃんと合流するところまで向かって、
私はSNSに心馳せていた。


「あ、写真集ちょーだいね。」

與「え？いるん？」

「え？いらないと思ってたの？」

與「いやそういうの言われんと分からんし、」

「欲しいです！」

與「握手会参加し(笑)」

「え！いいの！？」

與「あかんやろ！あほか！」


SNSを見てると、真司郎が近くに写真集を発売することを思い出す、

写真集のために身体を作ってたことも知ってたし、
一つ一つ、形にしていく真司郎に
私も刺激されているのは、間違いじゃなくて、



まだメンバーにも、もちろん真司郎にも教えてない一つのことは、
ここ2年間続けている発表の仕方で、
発表出来ることを今か今かと楽しみにしている。




私だって、しっかりと隣で歩みたいから。





與「A、なかちゃんと連絡取れる？」

「うん！そろそろつく？」

與「あと10分くらいやな。」

「りょーかい。」




あの時、みんなの前で言ってくれた言葉は
私だって同じ気持ちなように、


真司郎の隣に、私もいたいから。




＊ ＊ ＊




與「なかちゃんほんまにありがとうな、」

『いえ、こちらこそ、本当に最後まですみません、』

「なかちゃんいてくれてよかったぁ、楽しかった！」

『…危機感ないのが本当に申し訳ない。』

「ん？」

與「まぁそれは後で言っとくわ。」



映画を見てから、なかちゃんをわたしがよく行ってるお店に連れてって、
いつものお礼とかいって、色々プレゼントして、
最後は真司郎が決めててくれたご飯屋さんで、ご飯を食べて、

わたしが準備をしてる間に
調べて予約しててくれたらしい。



( なんだかんだなかちゃんのこと好きだよね、真司郎って、 )



なかちゃんの家まで送って、
本当に一日中付き合わせてしまった。


でも、途中なかちゃんが
本当に楽しそうにしてたから、
わたしもすごく嬉しくて、



「楽しかったね。」

與「まぁそうやな、」

「…、また行けるかな、」

與「向こう行く前にどっか行こうかって話してたやろ？あれは実行するから。」

「ふふ、じゃあそれも楽しみにしてるね、」




まだ、表沙汰に公表なんてできないけど、
いつかちゃんと、



幸せなことを、みんなに伝えられる日がくれば、

そんな日を考えた幸せな日だった。



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