r a i n b o w _ ＋ 5

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ツアーも終わり、
8月になって季節は完全に夏。


今月は、まだa-nation、
来月からはアニバーサリーライブや富士急でのライブも控えていて
それこそ打ち合わせに追われる毎日、


その中でも今日は本当に貴重なオフ。





「真ちゃんー、もう出れるよ〜？」

與「んー。」

「なにしてんの？」

與「ちょっとな、…あれ、なんか今日可愛いな。」

「まぁ久々にちゃんとしようと思って準備したら遅くなっちゃった、ごめん、」

與「別にいつもちゃんとしてると思うけど、女の子は時間かかるからなぁ。許容範囲内やろ、」

「ありがと。」






たまたまオフが、真司郎と重なって
昨日の夜から泊まりに来てるんだけど、
真司郎が、明日はメンテナンスもないから
映画見たい、なんて珍しく言い出したから
朝から準備して、お昼でも食べてから行こうなんて話してたの。


こうやって、二人で出かけることなんて
本当に滅多になくなったし、
それこそ、色々気をつけなきゃ行かないことだってあるけれど、
今日のお外のお出かけは、

ものすごい強い味方もいるし、
ちゃんと真司郎と映画見てきた、と伝えれば
ファンの子もわかってくれると思うから、


本当は、胸が痛かったりするけれど、
想い合えるようになってから片手で数えるくらいしか
二人で外に出ることなんてないから

今日くらいは、デート気分味わいたい。





「真ちゃん本当に運転するの？」

與「すんで、嫌なん？」

「ん？嫌そうじゃないけど、たまのオフだしゆっくりしてもいいのにと思って。」

與「それいうならなかちゃんやって同じやろ。」

「なかちゃんはその、ほら、…別じゃん！」




今日の強い味方は、うちの屈強なマネージャーで
私たちの関係のことも知ってるなかちゃんだ。

オフなんだから二人で過ごしてくださいよ、と
半端呆れ気味だったけど、
毎日私のわがままに付き合ってくれてるなかちゃんにも色々お礼もしたかったし、
今回ついて来てもらうことになった。



「なかちゃん、最後まで私が運転しますから！って言ってたけどね〜」

與「Aににてなかちゃんも割と頑固やよな。」

「そう？私に似てる？」

與「年々似てきてる気がするんやけど。」

「ふふ、そうかなぁ。」



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