199 ( side Sueyoshi. ) ページ21
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俺の言葉に、直也くんはため息を一つ吐いた。
二人がここにくる前の俺の行動と一緒。
まさかこんなことになるとは思ってなかったんだろう、
俺は俺だってそうだし、
きっと宇野だって、真司郎だってそうだろう。
日「…Aんところ行こうか?」
秀「というより、今は宇野だろ。…あいつが心配、Aの事思って言ったにしても、自己嫌悪に落ちるのは目に見えてる。」
浦「Aが大丈夫なのは、日高のおかげなんだろ。…それは、感謝してる、」
日「俺はなんもしてないよ、」
控え室前、男3人で話してる最中。
中の真司郎は、西島がいるから大丈夫にしろ、
この雰囲気のまま、明日のツアーオーラスを迎えるわけにはいかない。
そんな時だった、
「直也くん、」
女子部屋に戻ったはずのAだけが、
少し浮かない表情をして、俺らの元に戻ってきたんだ、
浦「A、…っどうしたの、」
「秀太も、だっちゃんも、こんなところで、」
秀「…宇野は?」
「ちあちゃんがいるよ、大丈夫。…直也くん、真司郎と話す時間もらえる?」
浦「え、」
「今回は、実彩子ちゃんが私のことも、メンバーの雰囲気の事も考えて、私の気持ちを代弁してくれた。…元はと言えば、私と真司郎の問題だから、…オーラス前に、こんなことになっちゃったのも、私がちゃんと話してればこんなことになってなかったはずでしょ?」
だから、時間がほしい。と、そういうA。
責任を、感じているのか、
いつもこういう時、 一人で背負ってしまうのは
昔からのAの癖だったりしたけど、
今、直也くんにその言葉を言うAの表情は、
少しだけ、違ったのは、俺だけじゃなくて、
直也くんも、日高も感じていた。
浦「…わかった、さすがに控え室で、とは言えないけど、それでも大丈夫?」
「うん、なかちゃんと、真司郎のマネージャーさんに伝えてきた。うちに行くよ、ごめんね、」
秀「…大丈夫なわけ?」
「うん?」
秀「お前は一人で我慢して終わらせてきたこと沢山あったやろ、…今回、そんなことで終わらせられるようなことじゃないんやろ。」
ちゃんと、気持ちを伝えないと、
真司郎は、留学するんだぞ。
「わかってるよ、…だからこそ、言葉にしたいと思ったの。」
ゆるりと、笑うAは、
日高の方を向いて、再びにっこりと笑った。
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rio(プロフ) - 林檎印さん» いつもありがとうございます(^o^)!後輩くんが出てくると何故だかいい雰囲気ではなくなってしまう…波乱の幕開けみたいな感じですね!(笑)こらからも頑張っていきますので、今後もよろしくお願いします! (2019年2月11日 2時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - 宇宙飛ぶペンギンさん» 度々申し訳ありません( ; ; )変換できなかった箇所、確認させていただきました!別の方法で変換できるようにいたしました、ご指摘ありがとうございます、助かりました( ; ; ) (2019年2月11日 2時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙飛ぶペンギン(プロフ) - rioさん» コメント返信ありがとうございます、そして確認して頂いてありがとうございました(;_;)これからも楽しみにしています! (2019年2月11日 2時) (レス) id: 4bd4b0b0ab (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - 宇宙飛ぶペンギンさん» コメントありがとうございます!確認してきたのですが、特に変換できなかった場所がなかったので、何かのバグかと思われます(;;)お役に立てず申し訳ありません…!アプリの方でも確認したのですが、変換されてたので何度か更新して頂けると幸いです( ; ; ) (2019年2月11日 2時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙飛ぶペンギン(プロフ) - いつも楽しく拝読させて頂いています。228話の颯くんの「本当にそんなことがあるなら」の所が2箇所、名前変換できないのですが…他はできるので、そこだけだと思います… (2019年2月11日 2時) (レス) id: 4bd4b0b0ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rio | 作成日時:2018年10月25日 23時