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自分の分の飲み物を入れて、珍しくAちゃんはカウンターを出て隣に座る。
静かな店の中に、俺と、Aちゃんだけがいて、
彼女はきっと、俺が話すきっかけを作ってくれたんだと、そう思った。
秀「あのさ、…昨日は、その、ごめん。」
「さっきも言ってくれましたけど、…私そんな気にしてないですよ？」
秀「いや、俺が気にする。…でさ、話を聞いてほしいんだけど、いい？」
「…私でよければ、」
それから俺は、今ぶつかっていた事とか、仕事のこと、昨日の自分がとってしまった態度は、それが理由だった、とか、
Aちゃんに言ったって、わからないだろうという話まで、
ゆっくりと話していった。
Aちゃんは、静かに頷いては聞いていてくれてた。
こんなんで、大丈夫なんだろうか、少し不安になりながらも、心地よい雰囲気に流されるように。
秀「…ごめん、俺さ、あんまり今までこういう話、するの得意じゃなくて、そのなんていうか、甘えたりすんの、苦手で、」
「うん、」
秀「でもそれで、あんな態度取っちゃうのはやっぱり嫌でさ。…Aちゃんの負担にならんのやったら、また話聞いてほしい、」
「…秀太くんが、話す事に負担がないなら私は秀太くんのこと知れて嬉しいと思うから、話してほしいな。」
きゅん、
Aちゃんの笑顔に胸が高鳴る。
らしくなくて、なんて言いながら
今までこうやって話せてこなかったことに後悔。
けれど、それは、Aちゃんにだからこそなんだと思うと、
こうやって、話すことも悪くないと、思い知らされた。
「私は秀太くんのお仕事の事を全部わかってあげられるわけじゃないから…、こういう時くらいかっこよくいようとしてくれなくて大丈夫ですから。」
秀「え、…ちょ、」
「それに、」
言い終えたあと、恥ずかしくなって、カウンターに突っ伏していたところにそんな言葉が頭の上から降ってくる。
「秀太くんは、いつだってかっこいいから、…たまには可愛い秀太くんを見たいです、」
だから甘えてくださいね。と念押し。
なんだかんだで、彼女の言葉には
まだまだ勝てないなと思って、
俺は笑いながら、
秀「しゃーないな、」
と、素っ気なく返した。
今度は、二人で笑いあって、
無理なんかしないで、
" 君の前では " 自然体でいられるように。
fin.
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rio(プロフ) - smileharu1130さん» コメントありがとうございます！ここだと色んな秀太くんを書かせていただけるので、とても楽しいです！今後もぜひお楽しみしててください＊また覗きにいらしてくださいね！ (2019年3月25日 0時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
smileharu1130(プロフ) - ふてくされる秀ちゃんもデレる秀ちゃんも可愛いすぎます… (2019年3月24日 12時) (レス) id: a6a6da5361 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - なさん» 遅くなり、大変申し訳ございません！ありがとうございます、ここの2人はThe純愛で進んでいきます〜！！ (2019年3月5日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - 萌奈さん» ありがとうございます！ゆっくり更新しますね〜！楽しみにしておいていただけると嬉しいです！ (2019年3月5日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
萌奈(プロフ) - 楽しみにしてます！ (2019年3月5日 22時) (レス) id: 498687d901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2018年10月22日 1時
