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日「いい宣伝材料ってことね。」
「そういうこと。」
日「でもさぁ、いい人いないの？いい奴だっているじゃん。」
入れた飲み物のグラスに口をつけて、
カウンターに肘をついたままこっちを見てくる日高くんに、心の中でため息をつく。
( むかつくなぁ、)
つく悪態は、皮肉にも届くことない気持ち共に留めておく。
「さぁそれは秘密。」
日「恋愛しようぞ若者。」
「余計なお世話だロリコン。」
日「あ？誰がロリコンだ、俺が好きなのはあいつだけ。」
「はいはい、」
するすると、綺麗な指でなぞる携帯の画面。
知ってる、その画面のロックがかかると、
好きな人の笑顔が浮かんでる事。
その笑顔につられて、何度も笑顔になってる事。
その顔を何度も見てきた、
横顔が、綺麗に笑うから。
その笑顔が好きだから。
日「…、うまくいってんだって。」
「そっか。」
日「別にさ、奪いたいとかそういうんじゃないんだよね。幸せではいてほしいし、あいつが笑顔でいることが俺の幸せだってわかってんだけど、…ふとした瞬間に、あー好きだなって思う時があんだよ。」
「…、奪っちゃえば？」
日「それはしない。困らせる事もしなくない、泣いた顔も嫌ってほど見てきた。もう笑顔でいてほしいし、」
「優しいの。」
日「あいつにだけね。」
それでも好きなんだもんな、と
目線も、言葉も私には向いていない。
全てが、携帯の画面に向かった言葉で、目線で。
届かないってわかってるから
言葉に出来てるんだって知ってる。
こんなんだけど、
度々溢れるあの人への想いを聞くのはそろそろ慣れ始めていた。
まるで惚気のような話、
時には届かない想いへの悪口、
それでもまた小さな幸せでもあったのか
見たことのないように愛おしそうな顔で
その名前を呼ぶから、
その近くで、話を聞くだけ。
これだから、好きとは言えない。
どこまでも、どこまでも隠していこうと
思っている片方の想い。
たくさんの言葉の中に、
君と同じ気持ちになることなんて沢山あるから、
笑顔でいてほしい。
幸せでいてほしい。
それだけのこと。
君の隣に、私はいられない。
→
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rio(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます(*`∀´*)だいぶ進んできました〜！これからも楽しみにしていただけると嬉しいです！よろしくお願いします！ (2019年1月3日 1時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - きましたね〜楽しみです！ (2019年1月3日 1時) (レス) id: 3bb3b1d8ec (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - ひーさん» コメントありがとうございます！ありがとうございます〜！まだまだお話は続きますので、これからもよろしくお願いします(*`∀´*) (2018年12月15日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - あきさん» コメントありがとうございます！遅くなってしまってすみません(´._.`)他メンはまだ出るつもりですが、後輩くんはこちらのお話には出てくる予定は今のところはありません、ですが別のお話には出てきてますのでよかったら見てくださいね＊ (2018年12月15日 23時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(プロフ) - 黄色さんのキュンキュン大好きです！待ってます！ (2018年12月11日 0時) (レス) id: 3bb3b1d8ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2018年9月7日 20時
