144 ( side Nishijima. ) ページ9
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西「俺はAが好きだよ、Aの気持ち、俺に全部ちょうだい。」
何度も、こと言葉を告げることを諦めた。
いや、その気持ちがないのなら、
言葉を告げることさえもしたくなくて、
揺れてる、
そうじゃない、
あの頃のAに気持ちを告げても、
困らせるだけだと思っていたのに、
次第に大きくなる気持ちと、
Aの中で揺れてるその気持ちへの嫉妬心と、
反復する気持ちを胸に、
俺は、いつか告げようとしてた言葉を
Aへと、伝えた。
「…、」
西「A。」
「うん、」
Aは、ここにきたことを
後悔してるんだろうか、
それとも、何が違うことを考えてる？
返ってくる言葉を待つだけなのに、
俺の気持ちは、きっとAに見えないからそこ、
不安が大きくなってくる。
「なんか、」
西「うん？」
「思ってた以上に、…嬉しくて、どうしよう、」
西「はい？」
返ってきた言葉は、
想像してたものをはるかに上回る言葉で、
そらされた顔を見れば、
耳がかすかに赤くなってはことを気づく。
( 可愛すぎる、)
どんどんと加速する想い、
重ねてある手とは逆の手で
赤くなってる耳を触れば、
勢いよく上がる顔、
再び目線が重なると、
ゆらゆらと揺れてる目の奥。
西「Aも言って。」
「…、なんかずるい、」
西「何もずるくないよ。俺はAのことずっと好きだったし、俺だけになるまでは言わずにいたの、Aだってわかってたはずだよ？」
「そう、だけど」
西「俺の気持ち知ってて、Aは言わないとか、Aのほうがずるいでしょ。」
ぱちぱちと、瞼を合わせてる。
可愛い、
きっと、本当にAの心の中には
俺だけなんだろうな、とわかるその表情と言葉に、
かけてあげる言葉は、Aがどんどんと言えずに言ってしまう言葉ばかり。
可愛くて仕方なくなってくる。
西「A、」
「…、」
さらり、と前髪を揺らす。
再び重なる目線、
その綺麗な唇が震えた。
「…西島くんが、すき、」
→
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rio(プロフ) - Takatakaさん» コメントありがとうございます！更新、なかなか出来ず申し訳ありません。もう一つの方のお話の目処がつき次第、新しい枠にて更新させていただきますので、ドキわくしながら待っていてくださると嬉しいです。ありがとうございます(* 'ω')ﾉ (2019年5月13日 0時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - はじめまして、perfect続きがとても気になります、更新楽しみにお待ちしてますし (2019年5月10日 20時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
shuchia。 - はい、その内twitterの方にも顔を出させて頂こうと思っています!angel_凄く設定が好きです…!!笑これからも頑張って下さい、応援しています。 (2018年12月6日 18時) (レス) id: 8e21e369d0 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - shuchia。さん» コメントありがとうございます。遅くなり申し訳ございません。桃推しなのですね、とても嬉しいです＊桃主体のお話読んでくださったみたいで、ありがとうございます！ぜひtwitterのほうにもお越しいただけたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2018年12月1日 1時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
shuchia。 - 初めまして。いつかコメントさせて頂こうと思っていましたが、勇気が出ず…えっと、rainbow.rainbow+.angel.短編集も読ませて頂いています。桃推しの私でもrainbowや、この小説、愛してます!応援してるので頑張って下さい。 (2018年11月26日 23時) (レス) id: 8e21e369d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2018年7月30日 22時
