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西「そんなことあるなら、最初から俺に向いてくるでしょ。顔も、名前もばれてるんだから。」
とんとん、と頭を軽く叩かれながら、
頭の上で優しい声で話す西島くんに、
次第に気持ちも落ち着いてくる、
それもそうだ、
事務所にまで来ていたってことは、
私がそこで働いてるってのも知ってるわけだし、
結びつけて、西島くんと少しだけでも接点があった彼だったら、
必ずしもとは言えないけど、
矢先は西島くんに向くのが一番なはず。
それもないっていうことは、
西「今、多分元彼はAに会いたいんじゃないの。」
「うん、」
西「まぁ会わせるつもりは毛頭ないんだけど、…家とかバレてんのはやっかいだなぁ。」
「…、しばらくどっかホテルとかに、」
西「いやいいよ、そんなことしてホテルもばれて、俺が見てないところで話しかけられて、なんてことあったら、宇野にも頭上がらないわ、…」
「…実彩子にも話さないとダメかな、…あんなに前迷惑かけたのに、またこんなこと、」
西「Aが話したくないなら俺からはなにも言わないけど、あとから何かあった時に話すより俺は話した方がいいとは思うよ、…迷惑なんて思ってないだろ、あいつだって。」
抑えられてた胸元から顔が離されると、
自然と西島くんと目が合う、
困ったように笑う西島くんに、申し訳なさが勝ってしまって、じわりと浮かぶのは
私なんかが流してはいけないもの、
それでも気持ちとは別に、歪む視界。
西「あー、なくなって、俺だって怒ってないし、迷惑だと思ってないし。」
「ん、」
西「不安だったな、…話してくれてよかった。」
「ごめん、」
西「あの時とは違うんだよ、俺はAのそばにいるんだから、…何かあったらちゃんと俺の手取ってよ、守ってあげるから。」
「…っ、ありがと、」
西「ほら、泣くと赤くなるよ。」
つねっていた両手を、
今度はその大きな手で頬を包まれて、
じわりと浮かんでいた涙を親指で拭われる。
西「何かあったら話す、それだけは約束して。」
「…うん、」
西「ライブ前だって、なんだって、俺のメンタルはそんなことじゃ潰れません。」
「そうだね、…それもそうだ、」
西「俺は、大切な人くらい自分で守れるから。だからちゃんと頼って。」
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rio(プロフ) - Takatakaさん» コメントありがとうございます！更新、なかなか出来ず申し訳ありません。もう一つの方のお話の目処がつき次第、新しい枠にて更新させていただきますので、ドキわくしながら待っていてくださると嬉しいです。ありがとうございます(* 'ω')ﾉ (2019年5月13日 0時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - はじめまして、perfect続きがとても気になります、更新楽しみにお待ちしてますし (2019年5月10日 20時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
shuchia。 - はい、その内twitterの方にも顔を出させて頂こうと思っています!angel_凄く設定が好きです…!!笑これからも頑張って下さい、応援しています。 (2018年12月6日 18時) (レス) id: 8e21e369d0 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - shuchia。さん» コメントありがとうございます。遅くなり申し訳ございません。桃推しなのですね、とても嬉しいです＊桃主体のお話読んでくださったみたいで、ありがとうございます！ぜひtwitterのほうにもお越しいただけたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2018年12月1日 1時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
shuchia。 - 初めまして。いつかコメントさせて頂こうと思っていましたが、勇気が出ず…えっと、rainbow.rainbow+.angel.短編集も読ませて頂いています。桃推しの私でもrainbowや、この小説、愛してます!応援してるので頑張って下さい。 (2018年11月26日 23時) (レス) id: 8e21e369d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2018年7月30日 22時
