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ぎゅ、とつねられた頬。
痛いけど、そんなこと言えないくらいの西島くんの表情に、心の方が痛かった。
「ごめんなさい、」
西「謝ってほしいわけじゃないけど、どうしてここまでになるまでに言わなかったの。」
「ライブが…」
西「終わったら話そうって思っててくれてたってことね？」
「うん、富士急のライブが終わるまでって思ってたんだけど、」
事務所にまで来られちゃったから、と言えば
頬をつねっていた手を離して、
心配そうな顔をしていた西島くんの目が少し見開かれた。
西「…いつ、」
「今日、みんなのところに行く前。」
西「秀太と来た時？ってことは、秀太も知ってんの？」
「私は気がつかなかったんだけど、秀太くんが、気がついてくれて、」
西「秀太、元彼の顔なんか知らんやん、なんで」
「事務所の前に、私の方見てた人がいたらしいの。…あまりに不審だったから、特徴だけ聞いてくれたんだよね、」
秀太くんとあったことを思い出して話しだす、
あの時は、たまたま秀太くんがいっしょだったからよかったものの、
一人だったらどうしてたんだろう、
秀太くんに言われたこと、
西島くんに早めに話した方がいいってこと、
実彩子のことも、
全て、西島くんに話せば、
小さく頷きながら聞いてくれる。
こんなこと、と言ったら怒るだろうか、
それでも、少なからず西島くんにも迷惑かけてしまうことになる。
これが、ばれて、
西島くんに何かあったら、
ふつふつと沸き立つ恐怖心。
自分でも、手が冷たくなっていくのがわかる。
西「A、」
「っ、…うん、」
西「俺の心配してくれてるのかもしれないけど、今は自分のこと考えてよ、」
「でも、西島くん、顔もばれてるし、何かあったら、わた、っし…！」
自分の意志と反して、荒くなってくる息、
怖い、
自分がなにされてもいい、
でも、西島くんが、実彩子が、
メンバーが、
私のせいで、
西「はいはい、落ち着いて。」
途端に暗くなる視界。
じわじわと温かくなる身体に、
西島くんに抱きしめられてることに気づいて、
私の空回りする思いも、気持ちも、
ゆっくりと紐解いていかれる感覚。
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rio(プロフ) - Takatakaさん» コメントありがとうございます！更新、なかなか出来ず申し訳ありません。もう一つの方のお話の目処がつき次第、新しい枠にて更新させていただきますので、ドキわくしながら待っていてくださると嬉しいです。ありがとうございます(* 'ω')ﾉ (2019年5月13日 0時) (
レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - はじめまして、perfect続きがとても気になります、更新楽しみにお待ちしてますし (2019年5月10日 20時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
shuchia。 - はい、その内twitterの方にも顔を出させて頂こうと思っています!angel_凄く設定が好きです…!!笑これからも頑張って下さい、応援しています。 (2018年12月6日 18時) (レス) id: 8e21e369d0 (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - shuchia。さん» コメントありがとうございます。遅くなり申し訳ございません。桃推しなのですね、とても嬉しいです＊桃主体のお話読んでくださったみたいで、ありがとうございます！ぜひtwitterのほうにもお越しいただけたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2018年12月1日 1時) (レス) id: 8574c01615 (このIDを非表示/違反報告)
shuchia。 - 初めまして。いつかコメントさせて頂こうと思っていましたが、勇気が出ず…えっと、rainbow.rainbow+.angel.短編集も読ませて頂いています。桃推しの私でもrainbowや、この小説、愛してます!応援してるので頑張って下さい。 (2018年11月26日 23時) (レス) id: 8e21e369d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rio
| 作成日時：2018年7月30日 22時
