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浦「はいー、あっちーな～」

宇「9月半ばでもまだこんな暑いんだもんね、」

「みんなちゃんとお水とか飲んでね？」

2回目のMCに入ると、明日のことの話になる。
明日、9月14日はAAAデビュー8周年だ。

デビューしてから、駆け抜けてきた日々も
もう9年目に入ろうとしている。

浦「どう、イブだけど。」

秀「ね～、色々あったじゃんね。」

「私が秀太の身長を抜かしたとか、」

秀「…」

「痛い！ごめん！(笑)」

秀「ぜってーそれ禁句だよな？なぁ？」

「ごめんって、でもなんだろなんも変わらないよね。」

千「変わらないね～」

浦「身長以外はなんもないね、相変わらずだし、」

宇「そうね～…」

浦「…、」

「？？」

実彩子ちゃんとリーダーがこちらに顔を向ける。
え、え、と不思議がる私に
リーダーが寄ってきた、
客席から見て左から
真司郎、私、にっしー、リーダー、千晃、
実彩子ちゃん、秀太、だっちゃんという
順番で並んでいたんだが、
にっしーをどかして近づいていく。

「え、なに、怖いんですけど！」

浦「ちょっと一個いい？」

宇「わたしリーダーの言いたいことわかった。」

「なに！」

浦「Aのゴム、そんな色あった？」

「え！？」

思わずゴムを隠す、なんだっけ！と自分では見えない位置なので、振り返って
後ろのモニター見ると、
ソロ前に真司郎がくれた掛け合わせの
ヘアゴムだったことに気づく。

「あー、…もらった」

宇「誰に？スタッフさん？」

「いや、」

與「俺やけど」

はい、と隣で手をあげる真司郎。
言わなくていいよ！と少し恥ずかしくなって肩を叩く。

西「なに、どーなってんのそれ。」

宇「…」

與「なんやねん、ええやん！」

「いやそのさ、白がね？ランダムで一個しか出なかったんだけど、仙台ライブの時にこれ切れちゃって、で、その時に代わりでつけてた青色と掛け合わせてくれたの、」

與「深い意味ないって、願掛け？なんやの、うまくいきますよーにってことやん」

「そうそう！ちょっと前にもらったから、」

西「…、」

浦「…」

「なに！！！もう！！別に変な意味ないよ！！」

與「羨ましいんとちゃう？」

そういって笑いながらわたしの肩を抱く真司郎。
その様子に客席からは歓声が上がる。

実彩子ちゃんが大きめにため息をつく。

宇「はぁ～もう、なんか、可愛い妹がたぶらかされてる気分よ」

「たぶ、…そんなことないもん！」

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